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日本語教師世界各国の人数と日本語が人気の国

こんにちは、Samieです。
最近話題の日本語教師。みなさんはこの仕事に対してどんなイメージをお持ちですか?

私は今フランスで日本語講師として仕事をしていますが、フランスに来る前はオンラインで日本語を教えていました。そしてこの日本語を教える前に持っていたイメージはただ、日本語で外国人と話すだけの仕事だと思っていました。

めちゃくちゃ失礼なのは百も承知です。
私が今このイメージを言われたら多分怒ります笑
でも当時は留学から帰ってきて自分の英語力を維持するために何か方法はないかと探していたときに見つけたのがこの仕事だったんです。
というのも、英語力を維持するためにお金を払って毎日英会話をやっているのが少し悲しくなってきたんですよね。

もっと日本に英語が話せる人がいたら話せるチャンスがたくさんあるはずなのに…と。そこで思いついたのが、日本語を英語で教えたらお金をもらって自分の英語力を維持できるのではないかということだったんです。

ここまで読んでみなさんは私のことをどうしようもなく無知で勝手な日本人だと思ったことでしょう。確かにその通りでした。日本語講師を初めてから、たくさんの壁や苦しみにぶつかることになったのですから。

今現在の世界の日本語教育機関数は?

私が日本語講師になりたい!と思ったのが2020年の頃です。簡単に日本語講師について調べてみると、オンラインで日本語を教える方法と、対面授業で日本語を教える方法と二通りありました。そこで私は迷わずオンラインを選んだというわけです。

しかし、対面授業というと日本にある日本語学校が思い浮かびますよね?私もそうでした。しかしそれだけでなく、世界に飛び出て世界にある日本語学校や大学で日本語を教えるということも可能なわけです。

国際交流基金という組織が定期的に世界の日本語学校の数や日本人教師の数を調べて発表しています。

過去に実施されたのは2021年

現在は141の国で日本語教育が実施されています。
思ったよりも多くないですか?過去2位の多さとのことですが一体一位はいつなんだと思いますよね。

そして国籍をみると圧倒的にアジア

どうやら台湾や中国、韓国などの近隣の国では日本語を高校の選択教科として教えていたりするようですね。
しかしこのグラフを見てもらうとわかると思うのですが、このアジアが多い中でオーストラリアが入ってきていることがとても意外でした。

この結果は前回実施された2018年との比較によって表が作られています。
2019年後半ごろからコロナが流行り出して2020年はコロナ真っ只中だったと思うので少し減少しています。

今この調査をするともう少し増えているのかもしれないなというのが印象です。

日本語が人気の国

もし日本やオンラインで仕事をするのではなく、世界に飛び出して日本語を教えるとしたらどこの国がいいと思いますか?

私がそう考えた時に調べたのが、JLPT試験についてでした。
これは英検や仏検のように世界の人たちが日本語のレベルを図るための試験です。N5からN1までレベルがあって、N5が初級者、N1が最も難しいテストです。N2を持っていると日本での就職が可能だと言われており、N4があると日本でのインターンが可能だと言われていたと思います。

去年2023年7月に実施されたJLPTテストの受験統計データ

これは去年のデータですが、日本国内と海外での受験者数の表です。世界で約60万人の方が日本語のテストを受験しているんです。
もちろん日本語学習者の全員がこのテストを受けるわけではないので、この人数よりも世界的にはもっと日本語学習者がいると思ってもいいでしょう。

やはり東アジアの人たちが多い

この統計を見ると東アジアの人たちが圧倒的に数が多いです。おそらく日本の大学や仕事で働いているのも東アジアの人たちが多いのではないでしょうか。中国や韓国の方達ですね。

アジアの次に多いのが西ヨーロッパ。これは少し意外でした。しかし、ヨーロッパを旅してて思うのは、割とどの国に行っても日本語で話しかけられることがあるということですね。

特にフランス。私はパリのパン屋さんやケーキ屋さんで何度もフランス語で話しかけて日本語で返事がくるという驚きの現象に遭遇しています。
フランスは世界的に見ても漫画やアニメを見ている数が日本に次いで世界二位なんだそう。だからなのか、ヨーロッパの中でも随一の親日国な気がしています。
もちろん人によりますけどね。

一度好きな国の日本文化浸透率を調べてみるといいかも

日本語講師に興味ないよ!という方でもこういった日本に関心を持ってくれている国を調べて旅行に行くためのヒントにしたり、仕事のきっかけにしてみても面白いかもしれませんね!

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