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何ヶ国語も話せる子どもたち

最近フランスの職場の同僚をよく話すことがあるんです。
10代のうちからフランス語だけでなく英語やスペイン語や日本語など多言語話せる子どもたちは皆とても大人びているなと。

私のクラスに17歳の男の子がいるんです。日本語も3年目の子なのですが、日本に行ったことがなくてもとても日本語が上手で、紫式部や三島由紀夫などの日本文学が好きで日本語を勉強し始めたという学生です。

その子は日本語の他にも英語も堪能でその他の言語も理解できるそう。
夢は外交官とのことだったので、外国語を勉強しているのでしょう。しかし彼のフランス語も大人が舌を巻くほど綺麗なフランス語を使うとフランス人の同僚も驚いていました。

私でさえ彼と初めて会ったときは17歳に見えなかったのですが、立ち居振る舞いにしてもフランス人の同僚も17歳には見えなかったと言っていたのでフランスの中でもだいぶ大人っぽいタイプの子なのでしょう。

そして他にも、学校でよくお話をする子がいました。
私は彼が24、25歳ぐらいだと思って話をしていたのですが、「18歳の誕生日に両親からの誕生日プレゼントで日本に旅行に行く」と言う話をしていておや?と思い年齢を聞くとまさかの14歳でした。

日本語はもちろん、英語やスペイン語も流暢に話していたのですっかり大人だと思っていたのですがまさかの中学2年生だったとは…
しかしこの子に関してもフランス人の同僚も私と全く同じ印象を持っていたようなので、特別だったように思います。

確かにヨーロッパは地続きなので、両親はスペイン人だがフランスで暮らしているからどちらも話せると言ったように何ヶ国語も話せる人は多くいます。
しかしフランスでは比較的フランス語しか分からない人が多いようにも思います。フランス語だけで生活が成り立ってしまえる経済国だからと言うのもあるでしょう。国際的な言語がフランス語であると言うのもあるかもしれません。

たまたまだったとしても、言語は新しい知識や世界への扉です。
一つの言語で見える世界や常識と、また別の言語から見える世界は全く違ったものでもあるでしょう。
そしてたくさんの知識や窓があるからこそ洗練されるものもあるのかもしれませんね。

今日も読んでいただきありがとうございました。
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