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実録40歳の婚活(37):マッチングアプリのメッセージの段階でメンヘラを発症した話。

この続きの話。

マッチングアプリの何がめんどくさいかって、会うまでのメッセージのやり取り。
だからと言ってメッセージもそこそこに、すぐに会うのもちょっと怖い。
つまり、このめんどくさいのはやむなし。

そんな中、1日1往復メッセージをするようになったMさん。
3日目に事件は起きた。

Mさんがわたしの名前を1文字間違えたのだ。
あ、、って思ったけど、わたしは何も気にしなかった。
うっかり打ち間違えることもあるだろうよ。

タイミングがよくなかったのかもしれないが、この日わたしは眠かったし、メッセージを返信しなかった。
1日1往復という約束もルールもないのだし。
そしてそのまま次の日わたしは有給で、予定をハシゴして昼間から夜遅くまで、友人と過ごした。

帰宅してアプリを開くと、Mさんから追いメッセージが。
えっ?

恐る恐るメッセージを開いてみると、そこには名前を間違えたことへの謝罪と、まだやり取りを続けてもらえるなら返信ください、と書いてあった。

無理!

たった1日返信しなかっただけで追いメッセージをしてくるなんて無理すぎる。
もうやり取りを終わりにしよう。こんな人とは合わない。
いつもならこのまま返信せず、少し日が経ってからしれっとブロックする。

だが、この日のわたしはいつもと違った。
相談所はうまくいかない、仕事も忙しい、今日会った友達たちは家族がいたり彼氏がいたり、幸せそうだった。
一体わたしが何をしたって言うんだ。
こんな調子でイライラしていたものだから、八つ当たりしたくなって、あえて返信をした。

わたしはアプリの段階ならば、毎日やり取りをしなくてもいいと思っていることと、連絡のペースが合わないと思う、ということ。

このことをとても冷たい文章で返した。
もちろん、もうやり取りはしませんというつもりで送ったし、あちらからも返信は来ないものと思っていた。

なのに返信が来た

正直、ここでわたしの気持ちが盛り返すほどの返信なんて、どう考えてもあり得ないよと思った。

なのにさらっと盛り返された

メッセージには、アプリでは信頼関係が何より大事なのに名前を間違えてしまって申し訳なかった、わたしの連絡頻度を確認できたことは良かった、ということが書かれていた。

誠実&ポジティブ!!!

友人に報告すると、
「こういう人を探してたんじゃん!」と。
わたしもそう思った。
名前を間違えたことを追いメッセージできちんと謝罪してくれた時点で、その誠実さに気付くべきだった。
つくづく、やっぱりわたしの男性を見る目はおかしいのだなと思わされた。
スペックやスマートさばかり見ようとするから、こういう誠実なところとか優しさに目が向けられないのだ。

会ったこともないわたしの八つ当たりを許してくれるなんて、どんだけ優しい人なんだ。
わたしは、穏やかで優しくて自分らしくいられる人と結婚がしたい。

それからわたしは一変、ご機嫌でメッセージを送るようになった。メンヘラ。
毎日やり取りをしなくていいと思っている、と言ってしまったばかりに、返信を我慢したりもした。

すったもんだあったものの、そこから1ヶ月もやり取りを続け、ようやく会うことになった。


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