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読了:「今度生まれたら」/ これ読んでギラついてる。

やっぱり本を読むって大切ことだなとすごく思う。

わたし今、刺激を受けまくってギラギラしている。

主人公は70歳の女性。
39歳のわたしがこのまま生きていったら、この人みたいになってしまうと思った。

そして今、70という年齢以外、私は何も持っていないバアサンだ。七十年を歩き続けて、結果、死のうが生きようが社会には何の影響もないバアサンになった。

今度生まれたら /    内館牧子

大学の進路を決めるときから、安定と結婚のことばかり考えて、条件のいい男性と結婚をして寿退社して、子供を産んで育て上げ、マイホームを手に入れて、平和に暮らして来たバアサン。
70歳になって突然、自分の人生を生きてこなかったことを後悔する。

わたしが今やろうとしていること、まさにこのバアサンと同じことじゃないか?

相談所に登録して、男性のプロフィールに掲載されている条件だけを見てる。
相手の年収はこれくらいあれば安定した生活送れるなとか、ギリギリ子供が産めるかもしれないからぜったい今年中に相手を見つけようとか。

たくさんの時間とお金を使って婚活をして、お見合いのストレスに耐えて、奇跡的に結婚できたとしても、このままじゃわたし、死のうが生きようが何の影響もないバアサンになる。

そんなバアサンになるために婚活しているわけじゃない。
結婚相手に左右されちゃいけない。

わたしは自分の人生をちゃんと生きたい。

結局このバアサンは、昔から大好きだった園芸を始める。
自分の人生を生きることを諦めず少しずつ歩んでいくバアサンに、39歳オバのわたしは大いに励まされた。

あと数ヶ月で40歳だと思うと吐きそうだけど、40歳なんてまだまだ何か新しいことを始めて極めることだってできるんじゃないかと、本気で思えてしまった。

わたしには夢がある。
もう遅いか、と半分諦めの気持ちもあったけど、やっぱりちゃんと行動しよう。
叶わない夢だとしても、行動すればそこには確かに形跡みたいなものが残るんだから。
70歳になって自分の人生を振り返った時に、その形跡があるのとないのでは、雲泥の差が出るはずだ。

婚活も、少し心の持ちようを変えてやれたらいいかな。

こんな素晴らしい収穫があるから、ずっと本を読んで生きていたいと思うわけ。



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