見出し画像

実録40歳の婚活(35):ついに、相談所を退会する。ちなみにまだ未婚。

さて、相談所を退会すると決めたわたし。

担当者にその旨をメッセージすると、
「一度お話ししたい」とのこと。
もう辞めるって決めたこちらとしては、話すことなんてなにもないんだけど。
相談所に入会する時には、もっと二人三脚で、ビシバシお尻を叩かれたり、励ましてくれたりしながら婚活するのだと思っていた。
でも、こんなこともあったし、振り返ってみると思っていた感じとは違った。

「お話ししたい」と言われれば断る理由もないので、在宅勤務中に電話で話した。
「契約期間が残り2ヶ月半あるから、じゅうぶん成婚できる可能性があるし、もしいい人が現れれば、追加料金を払えば契約は延期できます」とのこと。
2ヶ月半で成婚の可能性があるのか、、
もう今は目下の目標が「結婚」くらいしかないわたし。
そんなことありえないでしょと思いつつも、可能性があるところからは離れないでいよう、と思ってやめるのをやめた。
月会費が発生するんだけど、それくらいしかマイナス面はないはず。

だが、わたしは忘れていた。

ここ最近は、親との方が年齢が近いような人、もしくは、この給料限界OLのわたしよりも年収が低い人からの申し込みしか来なくなっていたということを。
やめるのをやめたとて、申し込んでくれる方が変化するわけではない。
その後も1ヶ月間、特に変化のないお申し込みをいただいてた。

月会費は4000円だから、相談所の中では安い方だ。
でもよくよく考えれば、日々4000円のなにかを、わたしはガマンして生きている。
ネイル、マツエク、白髪染め、マッサージ、デパコス。
4000円あれば、どれかできる。
絶対しないと決めている残業を嫌々1時間したところで、4000円はもらえない。

4000円の偉大さよ。

やっぱり、やめるのをやめたのをやめよう

ということで、やっぱり退会したいという連絡を入れた。
「最後まで可能性のあるフィールドで活動できないですか?」と返信あり。

デジャヴ!!!
誰かわたしを退会させてくれぇ。

ここまで来ると、もうあんた月会費ほしいだけでしょうよ。
結局わたしが入っていた相談所は、月会費が欲しかっただけの様子。
1人目の担当者にはアポをすっぽかされ、2人目の担当者には月会費目当てにされ、結局のところ結婚できなかった。
こんなかわいそうなことある?

ということで「退会の手続きを進めていただいて結構です」とさっき返信した。

でもでも!
悪いことだけではなかったと思う。
こんな結果になっても、相談所で婚活してみて良かったと思っている。
2つのことが分かったから。

①自分の市場価値がわかった
思っていたよりもだいぶ、自分はおばさんだった。
申し込みが来る人、申し込みを受けてくれる人が、びっくりするほどおじさんだった。でもそれは、わたしだってそれだけおばさんだった、ってだけだ。
わたしの友人は、自分が若い頃に出会った友人たちだから、感覚があの頃のままで、一緒にいて楽しい、がずっと続いている。
だから年齢のことなんて忘れちゃっているんだけど、1人でポンと婚活市場に出されると、自分の感覚と現実の差に驚くのだ。
どおりで、街中でショーウィンドウや鏡に映る人を見て「へんなおばさんがいるな」と思ってよく見たら自分だった、なんてことが頻発するわけだ。
決して悲観しているのではなく、婚活のフィールドでは自分のことを客観視することは大事だよね、という良い気付きになった。

②相手に求めるポイントがズレていた
わたしの恋愛遍歴はそれはそれはまずい。
始めはそれはそれは盛り上がって、会うたびにときめいていて、この世が2人だけになったと錯覚して、相手に尽くして、全部相手の言うとおりにして、そのうち相手の立場が上になって、それでも大好きなのに振られる、みたいなやつばかりだった。こういう恋愛しか知らない。
毎回ものすごい傷つくのに、相談所に入ってからも、心のどこかでそういう人を探していたんだと思う。
でも、いよいよ相談所も退会することになった今、このままでは結婚できないと思った。
友人たちがほとんど結婚する中、わたしだけが結婚できないのはご縁がまだないだけだ、とずっと思ってきたけれど、そうじゃなくて、自分が変わらないといつまで経っても結婚できないとやっと気づいた。
そう気づいてからは、きっぱりと、まではいかなくても、かなりすんなりと、結婚相手に求めるものが変化してきている感じがする。
自分らしくいれるとか、ありのままで過ごせるとか、お互い優しく穏やかに生活できるとか、そういうことが大事なんだろうなと思えてきた。
分かってはいたけど、多分どこか実感が伴っていなかった。

ようやくそう実感したところで、マッチングアプリで出会いがあった

出会いがあったと言ってもまだ、会う約束をした人が現れた、というだけ。

どうなるのか、ぜひ見守ってください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?