実録40歳の婚活(16):自分の意見を言えないわたしが相談所に苦情を入れた話。
書くことがないほどに、わたしの婚活は停滞。
なので夏のはじめの頃、結婚相談所に苦情を入れた話をしよう。
担当者がすごく感じが良いから、という理由が入会した大きな理由でもあったから、当初はこんな記事も書いていたほどだったのにこんなことになるなんて。
人の目が気になるというわたしの悪い性質上、いつもならこれからも活動したいと思っている相談所に苦情を入れるなんて、そこのスタッフたちから白い目で噂されるんじゃないかとか思ってしまう。
それなのに苦情を入れたのだから、よっぽどだったのだ。
おばさん、怒り心頭。
7月の終わり頃、定期的に行われるらしい「振り返り面談」をしましょうと担当者から連絡があった。
振り返りもなにもわたしには仮交際している人すらいなかったし、わざわざ店舗に行くのは面倒だったから、オンラインでも電話でもいいとのことだったので、電話をお願いすることにした。
在宅勤務だし仕事も暇だし、それなら仕事中にやってしまおうと思い、平日の午後にセッティングしてもらった。
これが在宅勤務の現実。
担当者から連絡をもらうことになっていたが、約束の時間を20分過ぎても連絡が来ない。
暇だとはいえ、ずっと電話を待ってるわけにもいかないので、
「また日程を改めさせてください」
とわたしからメッセージを入れておいた。
なぜ何も連絡がないのだ?と思いながらも仕事を終え、ようやく担当者からメールの返信があったのは夕方だった。
約束の時間からは3時間くらい経過していた。
返信には、
「ぱいなっぷる子さんの貴重なお時間を無駄にして大変申し訳ございません」
と丁寧に書いてあった。
おまえ、理由を述べよ。
わたしは過去に営業職だったこともあるから、一度冷静に自分に置き換えて考えてみたけれど、お客様とのアポイントに遅れそうな時はどう考えてもぜったいに前もって連絡を入れていた。
そもそも遅れそうな予定の組み方はしないから、8年ちょっと営業をした中で遅れたことなんて、電車遅延のようなアクシデントの時だけだったし片手で足りる回数ほどしかない。
仮に約束の時間を過ぎてしまったとしても、せめて5分〜10分のうちに必死になって連絡を入れられる状況を作るはずだ。
だから、3時間も経過してから連絡を入れてくるのは100歩譲ろうとしても1歩も譲れない。
理由も聞かされないのならなおさら。
とりあえず、すぐ苦情を入れることは我慢した。
だってこれからもお世話になりたいし、婚活のお手伝いをしてもらう立場上、あまり悪印象は与えたくない。
「だからあいつ結婚できないんだよ」とか影で言われたら嫌だし。
未婚って日常生活でものすごく肩身がせまいって感じれいるけれど、こんなところでも同じような思いをするんだと知る。
正直わたしは最近どこにいても肩身が狭くて苦しい。
きっとそれは、わたし自身が未婚の自分を受け入れていないから。
周りはわたしのことなんて気にしてない。
でもそうだとしてもわたしは結婚したいから、今の自分のことは受け入れられない。
だからいつだって苦しい。
一歩も譲れない返信に対して、
「しばらくは忙しいので、休会したいです」とわたしから返信した。
実はというと、この出来事に関係なくしばらく休会することは決めていた。
わたしは本当に夏が苦手だからずっと家にいたいし、何より登録している男性の入れ替わりもほとんどなくなっていたから。
秋くらいまで休会してまた少し人が入れ替わった頃、わたしも心新たに活動を再開しようと思っていたところだった。
そうしたら、
「もうお見合いは一切できないくらい忙しいですか?紹介できそうないい男性が何人か入会してきたのですが」というような返信あり。
なんか引き止めようとしてないか?と思いつつも、ルール上、最速で休会できるまでに一ヶ月弱期間があったので、
「休会に入るまでは活動しますので、ぜひ紹介してください」とお願いした。
がしかし、待てど暮らせど紹介されなかった。
さすがに、もう我慢は不要だと思った。
婚活を手伝ってくださいとお願いしている立場だとはいえ、わたしにも人権はあるだろう。
一ヶ月弱音沙汰なしの担当者に対しての苦情と、苦情を入れてしまったらもう同じ担当者で前向きに活動することは無理だろうと思ったのから、活動を再開する際には担当者を変えてほしいというような内容のメールを送った。
速攻でメールの返信は来たけれど、それでも面談をすっぽかした理由は相変わらず言わないし、紹介しなかった理由も言い訳だけが書かれていた。
というわけでそのまま休会となり、上司みたいな人からもメールが来て、再開するときには担当者を変えてもらえることになった。
自分の意見を言うのは本当に苦手なんだけど、今回きちんと言うべきことは言えたので、なんかちょっと自己肯定感上がったりもした。
思いがけない副産物。
そんなところに、同時期に相談所で活動を始めた友人から婚約の報告をもらったりして、わたしの人生って一体全体どうなってるの、と思ったりしたけど。
まだ諦めてはならぬ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?