結局「手ぶらで生きる女」がうまくいく、を読み、ざっくりと生きようと思った。

専業主婦だった50歳の時に旦那様を亡くし、2億円の負債を抱える。
そこから自分でビジネスを立ち上げ成功をおさめ、60歳を目前にモナコに移住。
現実にそんな人いるの?と思っちゃうような女性の、モナコで暮らす唯一の日本人女性の、モナコに移住するまでの話、モナコの人々の素敵な生き方。

いいな、と思うページの右上を折って読んでたら、折り目だらけになった。

わたしはやっぱり、新卒から続けている今の仕事が本当に1ミリも好きになれなくて、やりがいだって一度たりとも感じたことがないし、それならどうして18年も続けられているのかと聞かれれば、それは生きるためにはお金が必要だから、以外に理由が見当たらない。

今日だって、もうここまで耐えたんだからそろそろ辞めてもいいだろうよ、と思うほど、嫌でたまらなかった。

わたしがこの仕事を続けられているのは、安定したお給料と、取りやすすぎるのに持て余すほどある有給と、リモートワークがあるからだ。
それだけ。
この前みんなで話した時に「嫌な仕事だったら1ヶ月も続けられない。続けられてるということは、今の仕事に何かしら楽しいことがあるからだ」と言われた。

ないよ。


「そうかそうか、何かしらわたしの仕事にも楽しいことがあるのか」と思って数日考えてみたけれど、やっぱりどう考えても楽しいことなんて無いのだ。
生きるためのお金と、有給と、リモートワークを手放せず、わたしは時間と精神を会社に売っているのだ。

それでいいのかわたしの人生。
やりたくもない仕事に週35時間も捧げて。
ここ数年、そんなことばっかり考えてる。

そんなことばっか考えてるのに、これだ!と思うようなやりたい仕事が思いつかないから、そういうのはタイミングが来れば行動できるだろうと悟りを開き始め、それでも何かしらの書く系の仕事をしてみたいという気持ちだけは夢見続けているから、こうして書くことだけは継続してる。

さて、本の話から逸れてしまったが、要約するとつまり「軽やかに、心の赴くままにやりたいように生きちゃおう」ということだった。

ざっくりすぎる。

でも、そういうことだ。
あっちに行ってみたいと思えば行けばいいし、やっぱりそっちだと思うのならそっちに行ってみればいいし、行ってからまた考えればいい。
考えすぎず、考えるとしてもざっくりと。軽やかに。

それが「手ぶら」ということ。

「自分は何がしたいのか?」
心の声をちゃんと聞いて、自分で選択して生きていく。

いい習慣の繰り返しが、いい人生を作る。

まさに、わたしが大事にしたいといつも思っていることが書いてあって、やっぱりそういうことだよねと思うのに、心の声を聞くことも、自分で選択することも、いい習慣を繰り返すことも、本当に苦手だ。

でもあらためてもう一度、大事にしたい生き方を意識して、いつか仕事面で満足できる人生が歩めたらいいなと思う。

もう4月も終わっちゃうし、40歳にもなっちゃうけど、人生はいつからだって変えられると信じて、今日もnoteを書いて寝る。






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