見出し画像

さるべーじブッククラブ(第一期)のメンバーを募集します!

みなさん、こんにちは!

 私たちはいま、「ひとつの物語を通して、自分の言葉を見つけていく小さなきっかけ」となる場を目指して、『さるべーじ』という読書会をしています。一冊の物語から聞こえてくる「語り」を「自分の言葉」で考えていくことで、読書自体がテクストとの対話になるのではないか、そして読書会という場を通して、物語を「自分の言葉」で語り直すことで、一人きりでは体験できない物語との関係性が生まれるのではないか、そういう思いで読書会を始めました。
それまでさるべーじ読書会は、不定期に、その場限りのメンバーで行うことが多かったのですが、これからは「さるべーじブッククラブ」として、読書会のときだけではなく、普段の読書から共に考えて、励まし会えるメンバーを募集していくことになりました。

 今まで行ってきた「物語のなかから自分の言葉をさるべーじ」していくきっかけとしての読書会だけではなく、今までずっと読みたかったけれど、一人で読むのは難しい本をメンバーとペアになって読書の過程を報告しあい、励ましあうことのできる「ペア読書」、また、読書という行為を受け身のものとせず、そこから考える探究として捉え直し、メンバー間で、読みの成果を共有し合える「探求のための読書」などなど、ブッククラブにしていくことで、読書会が持つあらゆる性質を拡張できるものにしていきたいと考えています。
(他にも、メンバー間で書評を書いたり、本の交換会をやってみたりと物語のなかを出て、読書会という場所を通して出会ったメンバーとできることを考えています。ぜひメンバーになって、いろんな形の読書会を企画してみてください!)


【さるべーじブッククラブ 第1期募集案内】

●開催期間:2024年3月から2025年3月まで
●開催日:隔週日曜日(第2、4日曜日)
●開催場所:Cafe&Bar BlueMOON (高円寺)
●時間:18:00〜20:00
●会費:1,000円/回(ワンドリンク付き)
●定員:1~12名程度 (定員は最大12名ですが、読書会さるべーじでは、多くても4人以内で読書会を行います)
●参加条件:当日までに課題図書を読んでいること
●お申込み:申込フォーム > > 申し込み完了後、『さるべーじブッククラブ』のディスコードに招待させていただきます。

※直近のスケジュール(3/10、3/24、4/14、4/28、5/12…)
※4/14のみ主催者の事情により、開催時間に変更があるかもしれません)

【読書会の流れ】

 各回ごとにメンバーに課題本を選んでもらい、当日までに作品を読んできます。
選書したメンバーには、冒頭で「その作品を選んだ理由」をお話ししてもらいます。そこからは、メンバーそれぞれがその本を読んで感じたことや考えたこと、深めたいことを共有していきながら、物語の中へ深く潜っていきます。


「いいことを話さなければいけない」とか「事前に予習していかなければいけない」ということは全くありません。むしろそうしたプレッシャーを感じることがあれば、どうしてそう感じてしまったのか一緒に解きほぐしていきましょう。基本的にはフリートークですので、その場で出てきた問いをもとに対話していきます。物語に書かれていることから飛び出して、ご自身の体験からお話しするのも、日頃のモヤモヤを共有するのも「読書会ならでは」の出来事です。ぜひ日頃考えている問いも含めてお話ししてみてくださいね。

 読書会の時間は2時間を予定しています。きっと読書会が終わった時には、まだまだ話足りない、もっと問いについて考えたい、と思わずにはいられないことでしょう(笑) 
 ですが、あえて2時間という制約があるのは、読書会という「共に考える」機会を経て、再び「自分で考える」時間を大切にしてほしいからです。メンバーが物語を通して受け取ったメッセージを聞いて、再び「自分の言葉」で語るために、家に帰って読書会のことを振り返りながら、もう一度じっくり考えてみてください。

【二つのグラウンドルール】


1.人格否定や差別はしない
読書会は答えの出ない問いに対して考える営みですので、人格否定や差別は読書会に参加する言葉を愛する者にとって、全うな態度ではありません。もちろん、意見が違うことなんてしょっちゅうあります。ですが、自分の言葉と同様に、相手の言葉として受け入れることは、何に於いても誠実なことだと思います。

2.知のマウントはとらない
「パスカルが言うには…。」「〜らしいよ」
日常生活を生きている上で、ついつい大きな声をや権威のある人の発言をまるで自分の意見であるかのように言ってしまいがちですが、さるべーじでは、自分の言葉で話すことを大事にしているので、物語の中から自分の声を見つけてほしいのです。それに、読書会はディベートではなく、あくまでも「対話」なので、勝敗や答えのようなものはありません。誰かの言葉ではなく、自分自身の言葉で話すこと。それを実践できる場にしたいと思います。

【ブッククラブでできること】


 これまでは、今まで「読書会さるべーじ」で行ってきた読書会の流れについてお話ししてきましたが、ブッククラブになることでできることは他にもたくさんあると思います。その一例として、現段階で計画していることを挙げておきます。

1, 定期的な読書会(隔週日曜日18時から)
今までは不定期開催の「さるべーじ」でしたが、これからはブッククラブとして定期的に開催していこうと考えています。

2, ペア読書
ディスコードで、今気になっている本や読みたいけれど一人だと大変という本や、誰かと一緒に探求しながら読みたいという本を挙げて、ペアで読書をしていく会です。読書会といえば、課題図書を読んでから参加するという会が多いですが、「今日は一緒にここまで読んで、感想を話し合う」スタイルの読書会もブッククラブでできることだと思っています。

3, 自分たちの文学共同体をつくる。
本にまつわる関係性は、「作者」と「読者」の「書く/読む」という関係性から成り立っています。しかし、どうしても「書くこと」に関しては、一人きりの、読者とつながることがない「どこか遠い世界」の話になってしまいがちです。さるべーじブッククラブという文学共同体で「読む」だけではなく、書いた作品を共有し、読者と作者が「顔の見える関係で」つながる場になればいいなと考えています。(もちろん読書会という営みも「物語を通して再び語る」という「つくる・書く」ものです)

4, 応援する読書
同じ本を読んできた人同士が同じ空間にいること、それ自体奇跡的なことですが、ほとんどの場合、違う本を読んでいるかと思います。それでも一人きりにならずに、今読んでいる本のことを語る機会として、「読書応援団」ということもやってみたいと思っています。定期的に集まり、それぞれが今読んでる本の進捗状況や読んだ感想を共有しながら、互いに励まし合うことで、再び物語のなかに戻ったときの励みにしていきます。(昔のパリの文学サロンのようなイメージかもしれません)

 他にもまだまだ「読書会」には、いろんな可能性が眠っていると思います。ぜひメンバーになって読書の可能性を広げていきませんか!

ーーー

【おわりに】

ここまで読んでいただきありがとうございます!
ブッククラブというやり方自体初めてということもあり、まだまだ色々なことを試しながらですが、だからこそ、メンバーになったら、自分の好きなようにできるという魅力もありますよ!

ひとつの物語を通して、自分の言葉を見つける

豊かな言葉が広がる土壌を一緒に作っていきませんか?ぜひ、ご参加お待ちしております!

お申し込みはこちら→https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdBcqHUGjQYxkytjfgRXK0QyBGkZwYxF1lyo4M-vRt5cY-img/viewform?usp=sf_link

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?