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リーマンショックで儲けた話 その2

前回、17年前くらい前、30歳前後の頃に、夫と私と米国2人暮らしが行き詰った話を書きました。

2004~5年頃かなあ。米国は昔から日本で言うニーサみたいな老後資金を株や債券やファンドで積み立てられる仕組みがあったので、夫も私も、20代から会社の福利厚生を利用したり税金ができるだけ有利になるようにずっと積み立ててはいましたが、引退まで簡単に引き出せるもんでも無いですし、当時はまだ2人とも必死に学費を返済していました。

特に夫の方は米国の私学ですからね…。90年代初めくらいに組んだ学資ローンだったせいで、金利9%くらいだった覚えが…。

サラ金か!


一方、私は最初から自分ちの現実を見て、

未来人とは私の事

ガテン系コースを辿っていましたが、うっかり大学院まで行ってしまったせいで大変な事に。

ちなみに私は去年46歳でやっと育英奨学金(と言う名の借金)を完済しました。本当は15年くらいのやつが20年かかってしまいました…金利ゼロだったのが救い。

褒めた事なかった父に感謝されて震えた(嬉しさ60%、怒り40%くらいで)

こんな人たちだからこそ「あれ?色々おかしくない?」って気づいたんですよ。

サブプライムの頃。だから今の日本にいくらでもツッコみ入れられる。

でも夫の方はこういうのを積極的に調べるタイプでは無いんです。こういうのをやるのは私。

そしてこれが当時気が付いた事のリスト。

1.学費高すぎじゃ?

専門分野や資格が細分化しすぎて、リスク高くなっている。
本当にやりたい事じゃなくて、金になる分野に集っている。
経済誌は「高卒と大卒ではこんなに違う!」「大学院に行かないと管理職になれない!」とか煽っているが、みんなでそれ目指してどうする?それに気が付かない時点で経営センス無くね?

2.異常なレベルの車社会

アメリカは昔からこうだったわけでは無い。庶民が電車やバスが無い郊外に住みだしたのは戦後。しかもいわゆる人種差別が原因。そして高速道路建設、スプロウル型郊外、大型量販店やショッピングモールカルチャーになっていく。エプロンの奥様がスーツの旦那様をお見送りして、素敵な家電を買ってもらう。日本もこの価値観を植え付けられてきた。今は女性の立場は多少は変わってきているが、まだまだ根強い。当たり前のように「豊かさの象徴」扱いになっている。

実際は、エコノミー的にもエコロジー的にもロクでも無い。

3.富裕層の女性の自立が低所得層(の女性)への押し付けによって成り立っている

ぶっちゃけ昔ながらの奴隷の考え方じゃんよ。それなのに経済誌は世界はメイドがいるのが当たり前!女性の自由!みたいなこと言うでしょ?周り見ても普通の家庭でそんなんいないわ。せいぜいバイトのベビーシッター程度。

4.老後に2億円必要な設定。

まじで。CNNとかそんな記事ばっか書いていた。そんで株に投資しろ、不動産買えって煽るわけよ。そんでついでにMBAも取って、でっかいSUV買って、でっかい家に大理石のキッチン持てって。笑

要らねえ。マジで。要らねえ。普通に考えて要らねえ。日本人やイタリア人はアパートの狭いキッチンで旨いもん作れんだぜ。車無し生活だって慣れたもんさ。

デビアスの指輪給料3か月分とかやるタイプ騙そうとしてんだろが!

5.つか経済全体がポンチスキームなんじゃ?

そんで実際のミスター・ポンチさんの歴史をちゃんと読みました。やるなイタリア人。アメリカ人の騙し方をわかっている。

あ!

サ、サブプライム…


さあ、私らはここから更に突っ込んでいきます。


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