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"弱い"わたしから、"強い"あなたへの、強いことば
わたしの声は小さい。
たくさん喋れない。
押しも弱い。
よく分からないけど、この世の中は、
たくさん喋って、大きな声を上げる人が、牛耳っている。
なんでそんなに偉そうなんだろう?
そう思いながら、わたしは『おいしくないところ』『日の目を浴びないところ』に追いやられ、コツコツとすべきことをこなした。
声が大きい人は、わたしがいることに、気づいているのかなあ。
分からないけれど、わたしはわたしの人生をコツコツと生きていった。
別に、目立ちたくはないし、本当の意味で世の中を支えているのは、表に現れない人だと思っているから、それはそれで良かった。
*
度が過ぎるようになってきた。
声が大きい人は、ぎゃあぎゃあとたくさん喋って、わたしを変えようとしてきた。
わたしは弱い。
声が大きい人が作り上げた世界で生きて、弱くなってしまった。
対抗できず、わたしのエネルギーは搾取され、わたしは完全にしなびてしまった。
*
外側の世界をシャットダウンして、自分の内側の世界を取り戻し、エネルギーを返してもらい始めたわたしは、声を上げることにした。
生まれてこの方、エネルギーを搾取され続けたことに、抗議したいのだ。
抗議といっても、声が大きい人の真似をするわけではない。
今、ここで、わたしなりの抗議をしている。
この世の中は、弱肉強食かもしれない。
しかし、世界はすべて繋がっている。
わたしの発したものは、全て、わたしの内側の世界から生まれたものだ。
わたしの発したものは、共鳴するものを引き寄せ、わたしの外側の世界を作り上げる。
ほら、類は友を呼ぶ、だなんて言うじゃない。
外側の世界を変えたいと願うなら、己の内側の世界を変えるしかない、とわたしは思う。
人によって、世界の見え方は全く違うもの。
大声でたくさんのうわっすべりな言葉ばかり使っても、あなたの願いは叶わない。
わたしはそう思う。ごめんね。
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