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【短編小説】うさぎの水風呂




あつい。




今日はおそとがとってもあつかった。




あつすぎてあつすぎて、ピンクうさぎは耳がへたれてしまった。




むりだあ。




ピンクうさぎはお家に着く前に倒れそうになった。




およよ




しりもちをついた。





上を見上げるとおてんとさまがじりじりと照りつけてて、とてもじゃないけどこの中でがんばるのはむずかしかった。






耳をへたらせながらもなんとかうんしょとお家に帰ったうさぎさんは、桶を運んだ。





うんしょ、うんしょ。





キンキンに冷えた水をいっぱいいっぱい入れて、





満を辞してざぶーんと入った。





ぷはあ




気持ちいい。





さっきまで暑かった体がお水のおかげで冷えていく。




身体をぶるぶるさせてお水を払った。





お鼻はヒクヒクし、お耳はピクピクした。





うさぎさんはとっても幸せだった。





お耳はぴーんとして、お鼻はピクピクした。






冷たいお水に入ったピンクうさぎは、





とってもとっても楽しそうにぱしゃぱしゃしていた。






冷たいお水のおかげで、今日は楽しい一日になった。

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