【短編小説】ぽんぽんぶえ
お腹いっぱいになった。
好物をこれでもかというくらいたらふく食べた。
ふぅ。
くまはお腹をぽんぽんした。
いいお腹だ。
食べすぎてぽんぽんしたらぶえってなりそうになった。
くまはこらえた。
少し吐き出しそうになったのをぐっと抑えた。
喉の奥まで来ている。やつ来ている。
くまは懸命に飲み込んだ。
ふぅ。
危なかった。
今度はゆっくり立ち上がると、
再びお腹がぶえっとなった。
今度は深呼吸しようとくまは懸命に上を向いた。
よし、勝った。
なんとかうまく乗り切った。
くまはぽてぽてトイレに向かった。
そしてどうなったかは自明だった。
くまは食べすぎないように気をつけようと心に誓った。
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