見出し画像

【短編小説】ぽんぽんぶえ




お腹いっぱいになった。




好物をこれでもかというくらいたらふく食べた。




ふぅ。




くまはお腹をぽんぽんした。




いいお腹だ。




食べすぎてぽんぽんしたらぶえってなりそうになった。





くまはこらえた。





少し吐き出しそうになったのをぐっと抑えた。





喉の奥まで来ている。やつ来ている。




くまは懸命に飲み込んだ。




ふぅ。




危なかった。




今度はゆっくり立ち上がると、





再びお腹がぶえっとなった。





今度は深呼吸しようとくまは懸命に上を向いた。





よし、勝った。





なんとかうまく乗り切った。




くまはぽてぽてトイレに向かった。





そしてどうなったかは自明だった。





くまは食べすぎないように気をつけようと心に誓った。

この記事が参加している募集

#眠れない夜に

69,534件

サポートしていただくとさらに物語が紡がれます。