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【短編小説】赤ちゃんパンダのおいしいお店
ジャイアントパンダの赤ちゃんはおいしいお店を作るのが夢だった。
ふわふわでほわほわのかわいいお店をハートのマシュマロをペタペタくっつけて作った。
よいしょ。よいしょ。
パンダはずっと夢だったマシュマロの家を完成させた。
ココアビスケットを並べ、チョコでくっつけ、そこにハート型のいちごマシュマロをホワイトチョコでくっつける。
マシュマロとお菓子と可愛いものでできた夢のおいしいお店。
できたあ。
「パンダくん、おいしいお店ってそういう意味じゃないよ?」
え?
「あー、おいしいもので作ればいいとか思っちゃったのか」
パンダの赤ちゃんはしょんぼりした。
そして目の前でおいしいお店が破壊されてしまったのだ。
赤ちゃんパンダは復讐に燃えた。
彼がその後ジャイアントパンダに成長し、人類の家を破壊して回るとは、この時は誰も知らない。
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