わたし流、本の読み方
皆さんはどんな本を手に取って、どんな風に読みますか?
世の中には数えきれないほどの本が存在していて、いろいろな分野の本がありますよね。日本語の本だけでも相当な数ですが、日本語以外の本も含めたら尚更、一生かかっても読みきれないでしょう。
わたし自身、学生時代までは小説と、学校の課題に出される本くらいしか読んでいませんでした。しかし、ここ数年で、周りの勧めなどもあり、歴史、政治・経済、エッセイ、心理学、ビジネスetc…いろいろな分野の本を読むようになりました。今も3冊本を鞄に入れて出歩いています(読みきれませんが笑)。
いろいろ読んでいく中で、わたしなりの読み方を見つけてきたので、今日はそれを書いてみたいと思います。
心で読む
本を読むときに、「最初から順番に読まなきゃ!」「全部ちゃんと読まないと!」「理解できるまで読まなきゃ!」みたいに思っている方いないでしょうか?かつてのわたしもそうだったのですが、これは思い込みです。確かに本の目次や内容構成は、著者や編集者によって練りに練られていることは間違いないですが、それに従わないといけないことはありません。
買ってからはあなたの自由に読んでいいんです。
買った本の目次などをさらっとみていて、「あ、この章気になる」と思う時があると思います。そういう時は、最初をすっ飛ばしてそこから読んでも全く問題ありません。むしろ求めてることを早く手に入れたいのは自然なことですし。
読みながら意識しているポイントが
「心で読む」
です。
何を言っているんだ、という感じだと思いますが、その本を読んで、
「え!そうなんだ!」
「へぇ面白い!」
「うんうん、そうだよね!」
とか、なんでも良いのですが、自分の心が動くポイントがきっとあるはずです。それが本の著者の伝えたいポイントとは違うかもしれません。でも、その気付きが、あなたの心を動かしたことは間違いありません。
さらに、「心が動いたな!」だけではなく、そのポイントに付箋をつけています。(付箋を使う理由は、その本をメルカリで売るときになったら、書き込みがあると価値が下がるので、汚さないためです・・笑)
こんな感じです。ちなみにこの本はまだ3分の1くらいしか読んでいないけど、この量の付箋、、色に特に意味はないです。笑
付箋をつけておくと、「この本で自分が何を得たのか」を振り返るときに、自分の心が動いたポイントにさっと移動できて、「あ!これか!」と思い出しやすいです。本読んでも内容忘れちゃう・・という人にもおすすめです。
はじめに→終わりに→本編 の順で読む
どこから読んでもいいとはいえ、自由と言われるとそれはそれで難しいですよね。スタンダードな読み方として、おすすめの読み方を紹介します。
「はじめに」の次にすぐ内容に入らず、「終わりに」を読む読み方です。小説など、ネタバレのある分野ではやめておいた方がいいと思いますが、それ以外のビジネス書や歴史の本などであればおすすめです。この順序の理由としては、その本の問題提起(→はじめに)、結論や著者が伝えたかったこと(→終わりに)がわかるからです。そうすると、本編は問題提起から結論への道筋が書かれている、ということになります。先に結論が頭に入っている状態で読むと、その繋がりを意識しながら読むことができるので、ただ順番に読んでいくよりも、読みやすいのではないかと思います。
理解できない本は、知らない世界への入り口
読んでいて「全く理解できない・・・・」という本に出会うこともあると思います。わたしは大学時代法学部だったのですが、1年生で読む憲法の本とか全く意味がわかりませんでした。
「全く分からない!」となってしまうと、「もう無理、、もういいや」となりがちですが、そこにも気づきがあります。
理解できない、ということは、
まだまだ知らない世界がある、ということです。
憲法の本であれば、条文とその専門的な解説だけいきなり読んでも意味不明です。たいていそこに前提知識が必要なんですよね、そもそも憲法の位置付けだったり、憲法が国に必要な意味を知る、など。そこをすっ飛ばして、読もうとしても眠くなるだけです。だから、その憲法の本を読みたいのであれば、簡単に解説してくれているもの(別の本、動画、漫画)などを探して、そこから始めるのが適切な順序でしょう。
「全く分からない」ということは、前提知識を得る過程を経て初めて、読める本だということです。その過程を経て、改めて読んだら絶対に違うはずです。さらにその過程を経ているうちに、知識も確実に増えています。
「なるほど、自分はこの分野はついていけないんだな」と気づくことさえできれば、次に踏むべきステップも見えてきます。「ああ、理解できないからダメだな・・」ではなく、「新しい世界との出会いだ!」とポジティブに受けてみてください。
いいな!と思った本は即購入orストックしておく
読み方とは若干違いますが、読みたい!という気持ちは結構重要だと思っています。noteや何かの記事で紹介されていて、面白そう!読んでみたい!と思った本は、即購入 or 欲しいものリストに保存するようにしています。一期一会という言葉もありますように、星の数ほどある本との出会いも一期一会です。一度スルーしてしまうと、もう出会えないかもしれないんですよね。もしかしたら、そのスルーしてしまった本が人生を変えるかもしれない、のに。
今は古本屋やフリマアプリでも安く本が買えるので、お金がない。。と思っている人でも、欲しい本があったら探してみて欲しいです。読みたい本があるのに手に取りすらしないのはもったいないですよ!
まとめ
「本を読む」ってなんだか高尚なことに思われがちですが、ライトな本からヘビーな本まであり、人それぞれに合う本が必ずあります。一冊全部読めなくても、その本から何か一つでも「面白い!」や「へぇ!」を得ることができれば、それは成果です。わたしは今いろいろ読みたい本が溜まっていて、積読状態になっていますが、次読む本が常にある状態が楽しいので、これからも本はどんどん読んでいきたいと思います。また読み方のアップデートがあったらnoteを書いてみます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
salar
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