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DJシステム完全お引っ越しマニュアル (6)

比較検討の軌跡をキチンと残しておくことも時にまた肝要なのです。

ロジックツリーと書けば聞こえはとてもスマートですが、正直そこまで高尚なレベルでもない。ともかくまずは書き始めることに致します。なにも神様仏様Apple様と妄信するばかりではなく、30年来のWindowsユーザーらしく、首尾一貫Windowsユーザーを貫き通せばそれで良いのです。今更ながらそういう立場もある。特別定額給付金もマスクも未だ音沙汰ないまま。

Lenovoが誇るキラーコンテンツ、IdeaPad。脳内カスタマイズを存分に楽しめる豊富なラインナップ、豊富な価格帯。コスパ、コスパと申しますがやはり回りまわってコスパなのです。小規模パニックが中規模パニックに、大規模パニックにと膨らんでいくほどに心はLenovoを求めていました。サイトアクセスが急増していたとすれば、その主犯格は主宰でしょう。

事実、予想の半額ほどで買い物を済ませられる。瓜二つのデザイン。スペックも幾分かオーバーラップしてくる部分が多い印象。2in1モデルを選べば、DJコントローラー要らずとも言えそうか。しかしレビューで踊る言葉の数々は、劣化版、遠く及ばないといったやや辛辣なネガキャン的なもの。どこで誰がどんな顔をしながら書いているのか、いよいよ判別のしようもない。

生まれた疑念。コスパ、コスパとお題目を唱えるほどに生まれる循環はもしかすると好循環ばかりではないかもしれない。コスパが仇となる。コスパに足を取られる。必死の思いでしがみついた枝の先に、渋々購入を諦めた上位モデルがほくそ笑んでいた。やっぱり来ると思っていたよとでも言わんばかりに。日常に潜む本当にあった怖い話。コスパ+αを見極める審美眼とは。

一律の給付金とはいえ、労働時間に換算すれば相当な金額です。何度も立ち止まってはふと我に返る。例えば「ワンランク上の着こなし」なんてフレーズがあります。主宰は齢30を目前として、極力、持ち物をコンパクトにリーズナブルに抑えることを新たな信条に加えました。話の流れを汲めば、コスパよりも必要十分を重視して選び取る工夫とも言い換えられそうです。

コスパを追求するあまりモノを買い漁り、気付けばなんとなく鈍重な感じがしてくる。とんだ浅知恵かもわかりませんけれど「足るを知る者は富む」ってこういうこと言ってたんじゃないかと思う瞬間が、特に20代中盤から突如として増え始めた印象です。ライフサイクルを見つめ直す機会、あるいはライフサイズを見極めるきっかけともなりました。

見ている景色、着ている服、聞いている音楽は同じでもそれぞれの見方、それぞれの着方、それぞれの聞き方があって然るべき。価値観の変化量は微細なものでしたがどこか天邪鬼になっていた自分に気付くことができた。結果、人と同じものを選び取ることに対する抵抗感は以前より幾分か和らいだ気がしてなりません。ゆえのApple妄信。巨頭10.2インチ万歳。次回へ続く。

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2020.05

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