刎ねる雨粒

死んじまいたいプレイに デリケートさの風が揺らぐ
灰色の雲から チョイスされたのは過激な雨粒

争い好きな風が旋回してゆき 大暴れ
次々と多くの人工物 壊して 砕いて 私を道連れ

地獄へでも 瓦礫にでも 好きなとこに放置して
刎(は)のられた私の生首は 太陽を連れ去ってゆく
狼少年 花泥棒 気付けば誰もが慾張(よくば)る
おねがい 其処に在る愛は決して普通じゃないんだよ

竜巻が教えてくれた後 街はもう跡形も無く 雨で斬る

途方に暮れるエキスプレス レールが熱で歪む道が
おおっ広げに間違う 靴も人生の選択肢すらも

妖しき雲の渦巻きが無造作に乱れ進む
されて嫌な事が大好物 人間なんてさ したがる精神

地獄へでも 瓦礫にでも エグい群れに用は無い
刎(は)ねられた私の生首は 時代さえ掻っ攫ってく
狼少年 花泥棒 見渡せば其れしか居ない
盗んだパンよりも欲しかったのは偽らない愛だけ

竜巻の目が見ているものは 後悔の暗闇の靄 黒い雨

買ったばかりの白のワンピースが水玉に変わる
黒のドット模様が揖斐(いび)つにランダムに重なる

私は晒されて生きている 私は常に晒されて生きている

地獄へでも 瓦礫にでも エグい群れに用は無い
刎(は)ねられた私の生首は 時代さえ掻っ攫ってく
狼少年 花泥棒 見渡せば其れしか居ない
盗んだパンよりも欲しかったのは偽らない愛だけ

竜巻が教えてくれた後 街はもう跡形も無く 雨で斬る

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