空は夕日に

夢が黄昏つのり 夕日を揺らしている
風は必要なくて 歩幅が徐々に狭くなる

愛が背中を押して 後光さすかのように
虚ろな瞳に无(む)ろ それでも道は続いてる

どんな道でも歩けよ、と 夢を背負って進めよ、と

我が身 可愛さに 甘やかしたくなるけど
黄砂に努力を掻き消されそうでも
軌跡はかならず 私を導く 心肺の其のメロディー

鈴生りの見物人 眺める先の景色
清水寺の舞台 遠くにあるのは美しい

誰よりも解ってる 私もそんなもんだから
恍惚(こうこつ)になれるなら 私も求めて欲しくて

顔は隠すつもりかよ、と 胸を張りつつ生きれよ、と

我が身 守るため 舞台から飛び降りない
鼻で嗤われながら生きようと捥がく
私の生き方 私が決めるの 三途の河は見ないわ

未練のない呼吸をするため 私は並列を崩すけど
規律を曲げるつもりはない 明日を見る 太陽浴びる

我が身に投資し 生きる術は悪くない
空は夕日に染められるだけ染められ
それでも決意は けして譲らずに 灰色を終わらせるわ

空は夕日に染められるだけ染められ
いつでも決意は 道を削らずに 明日の橙へゆく…

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