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令和6年度、教科書が変わる。

こんにちは。
秋、あちこちで学校の運動会の賑やかな声や音が聞こえてきますね。

みなさんのお住まいの地域で来年から使用する教科書が、すでに発表されているのをご存知ですか?ちょうど令和6年度から小学校の教科書が変わります。前回は令和2年に一度変わったのですが、原則として4年で新しくなります。オリンピックの間隔のようですね。(中学校は令和3年度から6年度使用のため次は令和7年に改変予定)
そこで今回は、そんな“新しく生まれ変わる教科書”についてのお話です。


📖📖📖


もっと見やすく

新しくなるって、一体何が変わるの?
その答えとしてまず思いつくのが“もっと見やすくなる”ことです。

現在の教科書もレイアウトも見やすく作られているのですが、新しい教科書はもっとみんなに見やすくなります。各社のホームページが大変興味深く面白いためいくつかチェックして見たところ、どの教科書会社さんもユニバーサルデザインを考えてより文字や構成が視覚的にわかりやすいようにリニューアルしていました。内容を伝える情報量を増やすためB5版からA4版への変更も多く見受けられました。

個人的にいいなと感じたのは、その単元の進捗状況がわかりやすいことです。本文にあたる作品を読んだ後や、いわゆる目当てを把握したあと児童がどのように学ぶのか今どこにいるのかが分かるようにカラフルに表現されていました。今ココがわかることで見通しをもって参加できるといいですね。

学びの現在地がもっとわかりやすく

もっと使いやすく

次の改変ポイントはICTへの対応です。ICT支援員として学校にお邪魔している私から見ても、この点が大きく変化がみられると思います。

現在利用が増えている先生方のデジタル教科書はもちろんのこと、学習者が使うデジタル教科書も同じく新しくリニューアルされます。現在告知されている紙の教科書にもQRコードを読み取るコーナーの増加、各社特設サイトや説明動画へのリンクなど新たな工夫が多く見受けられました。

令和の小学生は1人1台の端末導入によりタブレットで写真を撮影することには慣れて来ましたから、きっとコードの読み取りも使いこなせることでしょう。楽しく学べるコンテンツが増えもっと使いやすくなることは児童にとっても明るいニュースだと思います。


あの名作もあります

みなさんは教科書の名作といえば、何を思い浮かべますか?
私は1年生の国語なら『おおきなかぶ』が好きです。安心してください。他の長年愛されている名作も、『スイミー』3年生『モチモチの木』4年生『ごんぎつね』5年『大造じいさんとガン』などは引き続き掲載される予定とのことです。なかにはこれらの作品を劇などで発表する学校もありますね。

ただし、一部の題材はこの機会に変わっていますのでご兄妹などがいらっしゃる場合はくらべてみると面白い発見があるかもしれません。この他には、みんなで意見を出し合う協働的な学びや情報・インターネットについて扱う教材もあり、時代によりフィットしている様子が伺えます。

例えば以前話題になったのは、プログラミング的思考の学び導入で5年正多角形の作図や6年電気の性質や働きで加わった課題でした。こちらも引き続き掲載されているようです。算数や理科はICTと相性がいいかもしれません。

最後に、個人的に楽しみなのは音楽です。掲載曲をネットでそのまま聞けたり、リズムを学ぶコンテンツもあったりともっと楽しく学べそうです。加えて、産地や気温グラフなどのデータの更新で内容に変化があるのかや、文章題に出てくる名前なんかも時代とともに変化してきたか密かに気になっています。

住んでいるところの名前スペース教科書で検索


知りたい場合は

最後にもしお住まいの地域の新しい教科書が知りたい場合は、市町村名スペース教科書と検索して発表を探してみてください。そこでわかった教科書会社さんのホームページへ行くと令和6年度教科書のサンプルや年間スケジュールを誰でも見ることができます。たとえば来年度小学校へ入学するお子様の場合は、どんな題材を学ぶのかちょっとだけ見てみるのもいいですね。読書好きの方は国語の教科書がオススメです。

少しずつ紙からデジタルへの変化が進む教科書、来年度の新しい内容をぜひこの4年に一度のタイミングでチェックしてみてください。




お読みいただきありがとうございました。







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