『村上隆 もののけ 京都』@京都市京セラ美術館 開館90周年記念展に行ってきた。
こんにちは。
お仕事が契約満了にて無事に終わって、なんだかスッキリした春休み。そうだ京都へ行こうと悲願の『村上隆もののけ京都』展へ行って来ました!
美術館到着
午前9:30すぎに新幹線が京都駅に到着。京都駅から地下鉄に乗り換えて東西線の東山駅で下車。しとしと冷たい小雨の降る中、てくてく歩いてぴったり10:00開館時間に京都市京セラ美術館に到着。
なにやら既に黄金色に輝く大きな作品が庭にチラリと見えてワクワクは最高潮。かなり久しぶりに訪れた京セラ美術館は、半地下の新しい入り口が大規模リノベーションにて透明仕様になり素敵に変身していました。毎月読んでいる雑誌『Casa BRUTUS』にも以前そういえばこのお話があったはず。そして今回ここに来るきっかけも同誌のおかげです。ホントに行って良かった!感謝です。
目で見て体で感じた現代アート
村上隆さんといえば、ルイ・ヴィトンとのコラボレーションが有名ですよね。お花を代表するカラフルな作品が印象的。今回の展示もたくさんのカラーがあふれていました。
国内では約8年ぶりの展覧会。今回は担当した京都市京セラ美術館の高橋信也さんと30年来の個人としての信頼関係があったから実現したとのこと。新作も多く本当に貴重な機会ですね。
『村上隆 もののけ 京都』のタイトルにふさわしく、江戸時代に京都を中心に活躍した絵師たちに関係する作品もありました。話題の「洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip(2023-24)」は全長約13メートルの大作。他にも大きな作品が多く、まさに美術館でしか体験できない体で感じる鑑賞となりました。
作品のサイズが大きくても、そこにあるのはずっと目を凝らして見ていたいほど繊細な表現の数々。遠目には一本の線でも近くでよく見ると描かれた先で何色にも変化していました。
さらに嬉しかったのは掲示された作者からのメッセージ。現代アートに詳しくないわたしにもわかりやすく、娘たちは熱心に読んで学んでいました。
おわりに
今回の展覧会を通して、村上隆さんが発信されている「スーパーフラット」や数々のアート表現が、自身が学ばれた日本画が大きく影響していることを目で見て体で感じて理解することができました。
私たちの住む日本には古来より鳥獣戯画や、風神雷神といった画が描かれてきました。美術の授業で学んだ作品が今のアニメーションや現代アートに鮮やかに繋がっているようで、感慨深いものがありました。
村上隆さんの表現する世界には緻密な設計図があり色彩のバランスが見事でエネルギーを感じました。実際に美術館を訪れたことで、やっぱりアートは実物を見なきゃ!と再確認しました。美術部だったあの頃の鑑賞する楽しい気持ちを久しぶりに思い出す訪問となりました。
会期は9月1日までたっぷりあります。
機会がありましたら、ぜひご覧ください。
お読みいただきありがとうございました。
桜
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