#16 毒親育ち。世間の常識と戦う②
常識② 実家は頼れるところ
これは妊娠、出産、子育てにおいて戦い続けなければならない世間の常識。
里帰り出産した
産後、実家の親が手伝いにきてくれた
帰省した、子供を実家に預けた、お泊りにいってる
じいじとばあばが何かしてくれた、どこか行った
こういうママ友との会話は日常茶飯事。
世の中、幸せな恵まれた家庭に育った人が多いということを目の当たりにする。眩しくて羨ましくなる。
何度も言うが、恵まれた家庭に育った人が多いことは良いことなのだ。頼りたいと思える親がいること、子供が可愛がってくれるもらえることは幸せなことだ。
ただ、そういう環境が当たり前の人は悪気もなく聞いてくる。
里帰り出産しないの?しなかったの?
産後、親は手伝いにこないの?こなかったの?
実家に子供預けたりしないの?
帰省しないの?
ひとつ前のnoteにも書いたが、親と上手くいっていないことを知ると、最悪だと説教する人が出てくる。価値観の押し付けだ。
なので、迂闊に全てを話してはならない。
いま、子供たちが大きくなり振り返って思うこと。
ママ友は所詮ママ友。
幼稚園・保育園 > 小学校 > 中学校 > 高校というように、ママ友と付き合う時間はどんどん減る。
学校で出来たママ友は卒業すると付き合いがほぼ終わる。
1人目のときは、子供のためにもママ友と仲良くしなきゃと思って、ランチにいったり、お茶したり、頑張って付き合っていたが、進学で学校が変わると一気に付き合いが減った。
学校が変わると話が嚙み合わなくなるのだ。そりゃそうだ。子供たちの近況を話したところで、行事も違う、部活も違う、子供の友達も知らない、そもそも教育観も違う。思い出話だけではもたないのだ。
新しい学校でまた新しいママ友の世界が始まるので、そっちが中心になる。
そしてまた卒業すると話が嚙み合わなくなる。
家族ぐるみでめちゃくちゃ仲良しだったママ友グループも、卒業後は疎遠になる話は普通に聞く。
私は奇跡的に保育園に知り合ったママ友数人と今でも付き合いが続いているが、子供の付き合いというよりも共働き夫婦で価値観が合ったのが大きい。いまでは毒親の話もできる私の友達になった。
小中高のママ友はいまでもたまにLINEのやりとりがあるが、頻繁に会う仲ではない。中には義務感のごとく、年一くらい会おう!と会をセッティングする人もいて、たまに参加すると、近況だと笑えるほど話が噛み合わなくなり、結果、あの頃は楽しかったよね~と思い出話で盛り上がるだけ。
家が近所だったり、部活の付き合いだったりでつながっているだけのママ友。私の友達にはならなかったママ友。
そんなママ友とはこんな風に付き合っている。
里帰り出産しないの?しなかったの?
産後、親は手伝いにこないの?こなかったの?
うん。夫婦2人で育てたかったから。
実家に子供預けたりしないの?
うん。夫がみてくれるから大丈夫。
帰省しないの?
うん。遠いし親も高齢だから。
どんどん質問してくる人
質問のオウム返し。
相手に同じ質問をしまくる。そして、いいね、いいね、と羨ましがってみせる。(これかなり使えます。)
聞き役に徹する。
根掘り葉掘り聞いてくる人はただの噂好きなだけで、自分の話をしたところでメリットは一切なし。情報提供しないに尽きる。
ママ友は期間限定と割り切る。
付き合いが切れない間は、程よい距離感を保って付き合えばいい。
悩む必要もないしそんな時間もったいない。
羨ましいという感情との戦い
親と仲がよい人の話を聞くと羨ましくもなる。
羨ましすぎて落ち込むこともあった。
でも羨ましがったところで、落ち込んだところで、頼れる実家ができるわけではない。毒親がいい人になるわけでもない。自分の力でどうにもできないことは仕方ないと諦めるしかない。
例えば、痩せてていいなぁという羨ましさだったら、自分で努力して痩せればいい。でも毒親はどうにもできないから、さっさと忘れるのがいい。
どうしても落ち込んで仕方ないとき。夫と子供の笑顔を見てみよう。
最愛の自分の家族がいるということ。この世に羨ましいものはなくなる。
自分は自分で守ろう。
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