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インテリアの仕事は美しい空間から始まった カッシーナジャパン 六本木時代

なつかしい人に会いました
久しぶりの仕事をここで共に過ごした人と 
Cassina Japan カッシーナ ジャパンに転職した1987年から私が最初にいたところ

Mario Bellini マリオ ベリーニのデザインで
何とも秀逸で美しいこのショールームは六本木
飯倉片町の交差点近くのAXISビル3F にあった
迷路のような だまし絵のような 幻想的な光の空間
ここにはわたしはCassina前半の10年いた 1987年から1997年

各界すごい方がとびきりオシャレをしてたくさんいらしてて
毎日まるで舞台を見ているようで刺激的だった
有名人の名前は出せないけれど
芸能界、音楽界、文化人と言われる当時とくに六本木に集まっていた

来られる方も緊張しているようで
たまに壁の鏡ににドカンと激突する人もいた

私はこのショールームを拠点にいくつかの仕事を兼務しており
うち一つ、MD VMDの仕事では、家具の配置(レイアウト、ディスプレイ)は大変苦労したが
とにかく美しいデザイン空間だったので誇りに感じていた

きらきらした六本木時代
街にはまだ古くからの良い店が多くあり
かっこいい大人が集まり歩き独特の活気と洗練された色があった

とにかく忙しくて苦しくて楽しくて
よく仕事しよく遊んで楽しかったねと古い仲間との久しぶりの仕事で
若い頃に戻り色々思い出しました

マリオ・ベリーニの幻想的な光の空間
わたしがCassina前半の10年いた場所
半円は大きな窓か鏡かで遊びのある効果的なデザイン
入り口からかなり長い通路
アプローチ奥の薄暗い光の空間へ続く中はいくつかの部屋あちこち鏡で広さがつかめない
コントラストも絶妙な美しい空間でした
この写真ではないですが初期 Cassina創業者からダメもとで依頼した二川幸夫さんが撮った写真はイタリア建築雑誌 DOMUSに紹介され当時話題になりました

今年最初の仕事が一つ終わったCassina時代の旧い仲間と 90年代以来だったから当時の若い気分に戻り楽しかった

Cassina 20年で兼務のうち一つ MD VMD では全国回りかなり多くの店舗や現場のMDから展示レイアウト イベントを経験したなつかしいひたすら.. 体力仕事

ほんとうはA社に入りたくてついでに受けたお隣のCassinaにとりあえず決めたが

有能な先輩方から引き継いだ厳しい仕事が長く続いたのだからタイミングや縁とは不思議

Cassina JapanでのMD VMDにはディスプレイやスタイリングという考えはなく数字に基づく展示レイアウト 現実的な厳しい多くをたたきこまれました

数字の重責は意外に楽しかった
お飾りではない現実的な展示という理解に対し
当時のイタリアの社長マジーニ氏は お会いするたびに
'いつも君に感謝してる'と言ってくださった うれしい言葉

実際に上質な暮らしをする使う方々から学び一流の多くのデザイナークリエイターに本物を教えていただいた

とにかく久しぶりに旧友との仕事で80-90年代の活気を出会った多くの人たちを思い出しました

過去から繋がる一期一会
思い出も含めてずっと大切にしたい


幻想的な空間でした 時代の先端をいく人たちが集まり社交場のようになっていました

久しぶりの更新で、初回の文と一部かぶっているかと思いますが、どうかお許しを。
ゆっくりペースですが、主にインテリアやそのビジネス、暮らしに関して、少しずつ、過去を思い出しながら今思うことを書いていきたいと思います。

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