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【詩】不透明


声の限り叫ぶあの娘
レールを叩きつける轟音に吹き飛ばされ
届くことのなく朽ち堕ちた言霊は
寂しく冷たく悲しい
ガード下の喧騒の中
あの娘が行き倒れたとしても
人ひとり気に留めやしない
誰もが透明ではないのに
せめて秋があの娘を抱きしめることを願う

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