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許すということ

生きていると不本意ながら、どうしても許せない‥そんな出来事に出会うこともあると思います。
そんな時あなたならどう受け止め、そして消化するのでしょうか。長い間ずっと消えない痛みを抱え、心の奥底に残したまま苦しみに耐えているのでしょうか。

ひと月ほど前、わたしにもそんな許せない事が起こりました。突然降ってきたその出来事は思いの外わたしの心に大打撃をもたらし、その事実を自分の中でどう処理し、どう扱ったらいいのか分からずこの一ヶ月は本当に苦しい日々となりました。

基本的にわたしは何かトラブルが起きた時
最初は言い過ぎることがあったとしても
その後必ず振り返り
自分にも非があったのではないか、もしかしたら相手はこういう気持ちだったのではないかと

なるべく自分目線だけでなく違う角度からも見るようにし客観的に考れるよう心がけています。
わたしとしても負の感情に支配されたくはないし、何かちゃんとした理由があったのだとなるべくなら相手を悪く思いたくないからかもしれません。

しかし今回の件はどの角度からみてもどんなに違うモノサシで測ろうとしても納得できる答えは見つかりませんでした。無責任で短絡的な行動としか捉えることが出来なかったのです。

もしもあの時、相手から誠意ある心からの言葉があったのならこんな苦しむこともなく許すことができたのでしょうか。

ガンジーの言葉に
『弱いものほど相手を許すことができない。許すということは強さの証だ』

と、あります。

今の自分に突き刺さる言葉でした。

その出来事を消化しない限りそれは執着としていつまでもわたしの心に居座り、蝕み、そして支配されてしまうのではないか。

ここに立ち止まり思い悩むことはわたしにとって不幸であり、過ぎた時間にどれほど心奪われてもどれほど考えを巡らしてももう戻りはしないのだ。

怒りや悲しみに覆われた心からプラスの気持ちを引き出すことは難しく、そこにいつまでもとらわれていることがわたしの弱さなのではないか‥と。

気持ちの切り替えが上手にできないわたしには長い時間を要することになるかもしれません。

しかし、時間がかかったとしてもそれを乗り越え、許す=(わたしにとっては忘れること)で、きっといつしか自分の強さに変えれる日が来る。

そう信じて過ごしていきたいと思います。






追記


別noteで『三月と九月』として七十二候に関する記事を書いてきましたが、未達成のまま断念する形になり、わたしとしては本当に心残りでなりませんでした。

季節はいくつか過ぎてしまいましたが、ここからはこの場所で七十二候をお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。















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