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【二十四節気】清明

            4月5日から19日頃

立春、雨水、啓蟄、春分‥そして五番目に当たる節気『清明』となりました。清明とは、清らかな春先の頃を表す言葉『清浄明潔』を略した言葉です。


暦便覧によると

『万物発して清浄明潔なれば此芽はなんの草としれる也


春の空気が澄み、日の光が明るく照らしてくれるので花や草木など、あらゆるものがはっきり見える。芽吹いたばかりのこの草はなんという草なのかもよく分かる。



寒い寒い冬が終わり暖かな春の日。
見上げれば頭上に広がる空も
行き交う町並みも色を持ち、そこにあるのは優しい春色の時間。


それなのになぜでしょう。
長い冬を越え、あんなにも待ち望んでいた春なのに最近の私は忙しさのあまり、心が淀んでしまったのでしょうか。
風景と化すまではいかないまでも、咲いてるなぁと思うばかりで心の奥に響かず、そんな自分自身に驚いています。


詩を書く上でも、文章を書く上でも
自分の感性を信じ、なにより大切に思っていたのに‥と。

清明の時を迎えた今、思うことは
やはり立ち止まることよりも前進したい。
どうしても成し遂げたいことがあるのです。


2023年に入り私の心に訪れた大きな変化は、自分でも驚くほどに、外へ外へと気持ちが動き
それはもう止めることもできないほどのパワーで私を導き、これまで知らなかった世界の中にいるような気がしています。



noteから一歩踏み出し三か月。
勇気を出して進んだ先には、本当に多くの出会いがあり刺激があり、得るものがあり…。その中で行きたい場所、やりたいことが少しずつ明確になっていき、そうなるともう周りの声も聞こえないほどにまっしぐら。

それがいいのか悪いのか、考える余地もないほど。まるで生き急ぐように、時間を惜しむように過ごしています。
でもきっと今はそんな風にしかできなくて
闇雲でも遠くに微かに見える光を道しるべにどうしても進みたい。


今はまだここで文字に出来ないほど
ふわふわとした不確かな輪郭の夢を
いつか必ずはっきりと形にできる日が来る‥。



清明の最後の候に『虹始見』とありますが
春が深くなり‥また夏が来て
秋が来て冬を迎えるその時までには
広い空に大きく虹を懸けれたらいいな。
そんな風に思いながら‥。



記事の更新が滞ってしまい
申し訳なく思っています。


これまでの人生の中で
もしかしたらこんなにも夢中になれることに出会ったのは初めてかもしれません。
それほどまでに、取材もインタビューも
そしてそこに纏わる全てのことが楽しく新鮮で、もう決して若くはない私ですが
始めるのに遅いことなど、なにひとつないのだと感じずにはいられません。


これまでnoteなどで書いてきたこと、
やってきたことなど様々なことが『今』に繋がっていて‥。この日の為に積み重ねてきたのかもしれないと。


先日、風に舞い、散り行く桜を見て心が動き
ピンク色の絨毯がちょっぴり切なく感じました。
そして今朝、庭に咲くハナミズキを見て
いつの間にこんなに咲いたのだろうと‥
しばらく見惚れてしまいました。



やはり、どんなに忙しい中にも感じる心だけは
失くしてはいけない。
そう思いながらも、生き急いでしまいそうな
今日この頃の私なのです。























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