Twitter依存度チェック表 作ってみた
イエスの番号をメモしてください
1. スマホやパソコンを開いたら最初に見るのはTwitterである
2. 人と話をしていてもTwitterが気になる
3. Twitterをみることによって睡眠時間が犠牲になっていると思う
4. Twitterをみることを優先して食事がおろそかになっていると思う
5. Twitterでの自分のつぶやきに「いいね」がついていないか気になる
6. Twitterでのつぶやきに「いいね」がつかないのは自分の発言の良さが分かる人が読んでいないからだと思う
7. Twitterの反響が欲しくて個人情報を入れてしまいそうになったことがある
8. Twitterのリプライでネガティブな返信があることは受け入れられない
9. Twitterのリプライでポジティブな返信があることは大変な喜びである
10. Twitterが匿名であることで「普段の自分」より自分のことを表現できる
11. Twitterで炎上したことがあった
12. Twitterに生活を振り回されていると思うことがある
13. Twitterを辞めようと思ったことがある
14. 朝起きたらすぐにTwitterを見る
15. たくさんの「いいね」が付いている意見は世の中の主な意見だと思う
16. Twitterからいろんな情報が得られる
17. Twitterで人を攻撃したことがある
18. Twitterで人から攻撃されたことがある
19. Twitterのない生活は考えられない
20. 自分の価値は「Twitterの中の世界」の方が高いと思う
21. Twitterでよい気分転換ができる
22. Twitterでよい仲間ができたと思う
23. Twitterで好きな芸能人のことがわかるのが嬉しい
24. 人からもうTwitterは辞めたほうがよいと言われたことがある
25. パソコンやスマホはいつでも我慢できると思う
イエスの番号をチェックしてみてください。表にない番号は参考問題です。
【作成に当たり】Twitterを含むSNS関連の研究動向について
1998年にアメリカのヤング博士という研究者がインターネット中毒という本を刊行した。そのチェック表によるとネット依存項目は「気が付くと思ったより長い時間ネットをしていた」「誰かと外出するよりネットを選ぶ」のような20問からなっている1)。なんとこれらの項目はギャンブル依存症の診断基準をもとに作成されている。
総務省が2016年に報告した高校生を対象とした研究では、高校生が最も「見る」「書き込みをする」のはLine,Twitterであると報告されている。ネット依存傾向が強い学生はTwitterの利用が最も高く2)、Twitter依存傾向は「抑うつ、不安」「不機嫌・怒り」と相関する3)。
SNS依存者はトイレの中や食事中、仕事中にも使用する、生活が夜型になる、視力が低下したとの報告もある4)。
しかしSNS利用により、「毎日が楽しくなった」「人にやさしくなれるようになった」というポジティブな意見もある4)。依存度得点と最も関係が深い利用目的は「現実から逃れるため」「ストレス 解消」であり5)、気持ちを整える目的で使用していることも報告されている。
SNS利用と睡眠の質については議論があり6)、やはり睡眠をコントロールできるぐらいの自制は必要と考える。
ヤング博士の問題提起から20年以上経ち、いまだ様々な議論がされている。
今一度その使い方を考え、SNSにコントロールされる。ではなくコントロールする側に立つことが、より有用な利用方法と思われた。
そんな気持ちで作ってみたTwitter依存度チェック表
まさしく自分に必要な気がしている。
引用文献
1. Kimberly S Young. Internet addiction: The emergence of a new clinical disorder, Cyber Psychology & Behavior, 1998, 1,3,237-244.
2. 平成26年7月総務省情報通信政策研究所、高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査報告書
3. 大竹優美子、他、Twitter上での行動内容と心理的ストレスの関係、日本精神科看護学術集会誌、2017, 60, 2, 110.
4. 瀧一世、インターネット依存とその測定について、奈良大学大学院研究年報、2013, 18, 83-91.
5. 橋元 良明 ネット依存の現状と課題―SNS依存を中心として、ストレス科学研究 2018, 33, 10-14.
6. Rasool Kawyannejad, et, al., General health of students of medical sciences and its relation to sleep quality, cell phone overuse, social networks and internet addiction. Biopsychosocial Medicine, 2019, 13,12.
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