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新章 神様のカルテ

『新章 神様のカルテ』/夏川草介


大人気シリーズ「神様のカルテ」

大学病院編始動の一作!

信州にある「24時間365日対応」の本庄病院に勤務していた内科医の栗原一止は、より良い医師となるため信濃大学医学部に入局する。消化器内科医として勤務する傍ら、大学院生としての研究も進めなければならない日々も、早二年が過ぎた。矛盾だらけの大学病院という組織にもそれなりに順応しているつもりであったが、29歳の膵癌患者の治療方法をめぐり、局内の実権を掌握している准教授と激しく衝突してしまう。
内科医・栗原一止を待ち受ける新たな試練!


舞台は、地域医療支援病院から大学病院へと移ります。

私自身が医学部の学生で今ちょうど大学病院をローテーションしながら実習しているため、大学病院編は今までよりますます身近に、肉薄して読めました。

忙しくて、不条理で、いろんな思惑が交差して、でも医者だけはいっぱいいる環境。今までの地域医療の病院とは全く違う状況で、栗原先生はどうなっちゃうんだー!!とハラハラしながら読み始めましたが、栗原先生らしさは健在でしたね。

また30歳になり下級医を指導する立場にも立たされたり、大学院生としてPCRやりまくったり、いろいろ今までとは違う栗原先生をみることができて感慨深さも感じました。


間違いなくおもしろいです。最後はぼろ泣きしてしまいました。

神様のカルテはやっぱりいいなあ…。



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