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【第32話】「ダメ!天邪鬼」

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【32話文章版】

まだ桜賀和が小学生だった頃。

この世界がどうなっているのか不思議で仕方がなく、
寝る前に色々想像したものでしたが、

「自分の人生がどうなっているんだろう?」

と思い立ち考えた時でした。寝入りばなに突然、映像が出てきたのです。


見渡す限りの線、線、線!暗闇に白く発光し、あみだくじのように右に左に伸びています。とんでもない量でした。

※すみません。上手く描けませんでした…(笑)


とはいえ、最善と思われる道は一瞬だったので全ては分かりませんが、その内の2、3個と限られているようでした。
混乱した結果、

「よし。わざと最善じゃない道を行ってみよう!
決められた道なんてつまらない!」

と、小学生の頭で決断したこの事によって、行止まりばかりのとんでもなく大変な人生を歩むことになりました…。


最善な道というのは意味があって最善。
自分で決めてきた道でもあり、誰かの役に立つ道でもあります。


無意味な苦行めいたことに時間(命)を使ってる暇などありません。


絶対に、マネしてはいけません!


これは言い換えれば「逃げ」にもなります。
逃げればさらに大きくなって目の前に現れる。
それが決めてきた責任です。


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