【これで失敗しない】公認会計士試験 管理会計 短答対策総まとめ
こんにちは、さくらです。
以前の記事では、短答合格の最短ルートと科目別勉強法第一弾[企業法]の短答対策について書きました。
今回は科目別対策の第2弾、管理会計攻略法です。
(管理会計に苦しめられている皆様、お待たせしました!)
✔問題集は解けるのに答練で点を取れない
✔答練や模試で時間内に解き終わらない
✔原価計算基準や管理会計理論が覚えられない&頭に入ってこない
✔覚えたはずなのに答練や模試の理論問題を取りこぼしてしまう
✔短答に落ちるとしたらたぶん99%管理会計のせい
…等、管理会計に苦手意識がある方に特にオススメの内容となっています。
直前期対策の章に、私が合格した際の直前期に使っていた「短答論点洗い出しリスト」をおまけに載せておくので、気になる方はご参照ください。
1.【元・管理会計恐怖症の私が教える】管理会計で失敗しない方法
以前の記事でも書きましたが、私が不合格から合格に転じた最大のポイントが「管理会計を克服したこと」です。
かつての私は、管理会計が苦手どころかトラウマレベルでした。
というのも、私が初めて短答を受験したときは管理会計が一気に難化した回で、時間内に解き終わらずに散々な出来。
2回目の受験時も相変わらずのボリュームに圧倒され、やはり時間内に解き終わらずに惨敗。(ちなみにこのときの点数は管理会計30点)
このような経緯で、すっかり管理会計恐怖症になってしまった私がなぜトラウマを克服して合格できたのかというと、「理論を固め計算で守る」という風に学習方針を変えたからです。
近頃の管理会計の計算問題は問題文が長かったり、途中計算が煩雑であったりとボリューミーな出題が続いており、万全を期すためにも、全部の計算問題を時間内に解き終えることはできないと想定しておく方が安心でしょう。
一方、理論問題は難易度が安定しており、論点を押さえてしまえばすぐ得点できるという点で、比較的点が取りやすいと言えます。
(しかもこのように点が取りやすい理論問題は多くの受験生が得点してくるため、取れないと周りに差をつけられ、不利になってしまう。)
今後もこのような出題パターンが続くとすると、
理論問題で一定以上の点数を確保し、計算については、難問や時間を喰う問題をさっさと捨てて簡単な問題から解けるものを解いていく
という作戦が、管理会計がそれほど得意でない方でも合格レベルの点数を取る最短ルートと言えます。
理論で一定数点が取れていると思えば、精神的にも余裕ができますよね♪
ちなみに不合格時代の私はこれと真逆の方針でした。
当時の私は計算ばかりやっていて理論は手薄。理論は正誤判定ができればいいと甘んじており、積極的に原価計算基準等の暗記事項を覚えようとしていませんでした。
そんな中で迎えた本試験では、Cランクの難しい計算問題は解けていたにも関わらず、ABランクの基本・標準レベルの理論問題を落としまくり、管理会計30点という悲惨な結果。
一方、「理論を固め計算で守る」という風に方針を変えて以来は、答練や模試の点が安定するようになり、安心して本試験に臨むことができました。
(短答に合格した時は理論満点、Cランクの難しい計算問題は解答せずにA, B問題で簡単な問題を取って合計60-70点くらいという結果でした)
管理会計で失敗しないためには、理論を固めるのが肝心です。
とはいえ、計算を軽視していいと言っているわけではありません。
短答管理の配点は、理論4割、計算6割と計算問題の方が配点が大きく、いくら理論で取れたとしても典型的な計算問題(=重要性の高い問題)が解けなければ危険だからです。
ある程度計算問題が解けて理論対策が手薄な方は理論を固めるのがオススメですが、基本レベルの計算問題(=テキストの例題等)が解けない(or解けるけど自信がない)方は、まずは基本レベルの典型的な計算問題をスラスラ解けるようになるのが先です。
以上長くなりましたが、まとめると短答管理の攻略のポイントは以下の通り。
【管理会計で失敗しない方法】
✔重要論点の計算問題を瞬時に解けるようになる
✔理論の重要論点をスラスラ言えるようになる
それでは、どうやって理論を固めて計算で守るのか、短答の管理会計学習法を計算、理論それぞれについて以降でお伝えします。
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