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【こうして私は落ちました】やってはいけない短答対策

こんにちは、さくらです。
今回の記事では、
初めての短答式試験に不合格後、
万全の体制で2回目の短答受験に臨んだのに
再び不合格となってしまった私が
どのような勉強をしていたのか、
何が不合格を招いたのか解説を交えながら
短答対策で注意すべきポイントをお伝えします。

✔短答式試験を間近に控えている方
✔なかなか短答を突破できない方
✔答練の点が安定せず、合格できるか不安な方


に特にオススメの内容となっているので、参考になれば嬉しいです。


目次
1.合格を阻む最大の敵 : 管理会計
2.財務会計の落とし穴
3.やってしまいがちなNG暗記法
4.まとめ


1.合格を阻む最大の敵 : 管理会計

管理会計、得意ですか?

おそらく、苦手意識を持っている方は多いと思います。

私など苦手どころかトラウマレベルです笑
というのも、私が初めて短答を受験したときは管理会計が一気に難化した回で、時間内に解き終わらずに散々な出来。
2回目の受験時も相変わらずのボリュームに圧倒され、やはり時間内に解き終わらずに惨敗。
このような経緯で、管理会計は鬼門になっていました。

近頃の管理会計はボリューミーな出題が続いており、万全を期すためにも、全部の問題を時間内に解き終えることはできないと想定しておく方が安心でしょう。

このような状況では、難問や時間を喰う問題はさっさと捨て、基本・標準レベルの問題を取りきることが合格への近道といえます。

とはいえ、2回目に短答受験をした当時の私もそんなことは分かっていました。

「難問には早めに見切りをつけて簡単な問題から解いていこう!」

しかし結果は、管理会計30点という酷いものでした。

なぜこのような悲惨な結果になったのかというと、理論対策が甘く、基本・標準レベルの理論問題をパラパラ落としまくっていたからです!

当時の私は計算ばかりやっていて理論は手薄。(前回から進歩していなくて恥ずかしい限りです💧)

理論は正誤判定ができればいいと甘んじており、積極的に原価計算基準等の暗記事項を覚えようとしていませんでした。

そんな中で迎えた本試験では、Cランクの難問計算は解けていたにも関わらず、ABランクの基本・標準レベルの理論を落としまくり、管理会計30点という悲惨な結果に。

これ、ものすごく効率の悪い点の取り方ですよね。

Cランクの計算問題は解くのに時間を喰う上、ほとんどの人が解けない(解かない)ので解けても大きな差はつきません。

さらに他の問題に割ける時間が減ってしまうため、もっと楽に取れるABランクの問題を取りこぼしてしまう危険も。

逆に、ABランクの理論問題は覚えていればすぐに解ける上、多くの受験生が正答してくるので取れないとかなり不利になってしまいます。

管理会計で失敗しないためには、理論を固めるのが肝心です。


2. 財務会計の落とし穴

もし短答を直前に控えている方で、財務理論が怪しいなと思う方がいれば、すぐにでも財務理論の暗記に取り掛かってください!

「財務理論、絶対やって!」
というのは私からの切実なお願い。

なぜここまでしつこく言うのかというと、短答式試験において財務理論は1問あたり8点と配点が高く、その1問を取れるかどうかで合否を左右しうるからです。

実は私が2回目の短答に落ちた時、合格最低点から何と8点差でした。
(財務理論であと1問でも取れていれば受かっていた)

管理会計と同じく、財務会計でも「計算重視、理論ガバガバ」だった私は財務会計のABランクの理論問題も落としまくっていました(逆にCランクの計算問題は取れていた)。

管理会計のところでも述べましたが、難問の計算が取れても基本・標準レベルの理論を落としては元も子もありません。

管理と同様、財務でも
理論を固めることが合格への近道です。


3.やってしまいがちなNG暗記法

ここまで管理、財務ともに理論が壊滅的だったと述べましたが、当時の私は自分では「理論対策は十分」だと思い込んでいました。

↓当時やっていた理論対策(?)
①過去問を解いて選択肢の正誤判定(選択肢を見て、なんとなく合ってそうなら〇、違ってそうなら×をつける)
②解説を読んで合っていたら安心(油断)、間違えた問題はなぜ間違えたのか確認
③解き直し

このように、理解があやふやなままなのに
目の前の問題が解けるようになって覚えたつもりになっていたのです。

何ともお粗末な勉強法。これでは本試験で得点できるハズがありません。

問題集の問題が解ける≠本試験で解ける

当たり前ですが、同じ問題集を繰り返していたら、いつかは解けるようになります。
さらにタチの悪いことに、正誤問題を繰り返し解いていると、誤った文章もつられて覚えてしまうという危険も。

皆さんの真の目的は
「本試験の問題で得点できること」
ですよね。
決して目の前の問題集の問題が解けるようになることでは無いはずです。

企業法、監査論といった他の理論科目にも言えることですが、本試験で得点できるためには、問題集を繰り返し解くよりも、論点を正確に覚えることの方がよっぽど大切です。

そのためには、テキストやまとめ集といった正しい文章が載っている教材を繰り返し、自分の頭の中に論点を正確にインプットすることが効率的。


4.まとめ

以上が、初めての短答受験から十分勉強したはずなのに再び落ちてしまった私の勉強法です。

【こうすれば落ちる】勉強法
✔管理会計の理論の暗記が不十分
✔財務会計の理論が怪しい
✔問題集の問題を解けたら覚えたつもり

以上3つのどれか1つでも当てはまったあなたは要注意!
短答で思うように点を取れない可能性が高いです。
(不合格時代の私はみごとに全部当てはまっています!)

このような勉強を続けていると、得点が安定せず、「短答は運ゲー」状態に。

私の大失敗を糧に、一人でも多くの受験生の努力が報われることを祈っています。

随分と長文になりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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