家庭で出来る宿題のハードルの減らし方③

順序がおかしくなりましたが、
【補足】目的を伝え選んでもらう
①書く負担を減らす事
②見た目を減らす事

と来て、今回は文房具についてです。


ノートについて

我が家では過去の記事でも見て頂いて分かるように、緑色の漢字ドリルマス・5mm方眼のcolornoteを青い鳥で作製したものを使っています。 

これはASDの特性の光過敏があって学校でまとめ買いして下さるノートでは眩しすぎる為、どの色なら目の負担が少ないか探して試した結果、うちの息子はたまたまそれが緑だっただけなのですが、お子さんによっては白でも平気だったり、わら半紙色が見易かったり、レモン色が良かったり様々かと思います。

大栗紙工様 mahora(まほら) (og-shiko.co.jp) や、コクヨ様 カテゴリリスト カラーノート (kokuyo-shop.jp) からも色付きのノートは出ているのですが、子供が一番苦労する「漢字」ノートが存在せず、思い切って自分で作てしまったのですが、今でも英語の4線ノートは息子に頼まれて作っています。
緑であれば、方眼と罫線ノートは市販品があるので中学高校と使える様に箱で買い溜めしましたw


そして、同学年の周りの子ども達よりマス目の大きいものを使ったりの工夫もしていました。

(いずれも事前に、〇〇使わせますね、と了解を得るではなく担任の先生に話した上で)



筆記具について


相互さんでもやっていた方がみえるのですが、色んな筆記具をペン立てに用意し「お客さん、今日はどれにするんだい?」と気分で好きな筆記具を使って気分を上げて取り組んでもらったこともありました。

色ペン、筆ペンやサインペン、フリクションに鉛筆シャープ、色鉛筆等・・・
特に長期間使ってくれたのはフリクションの0.9mmだったと思います。

実はフリクションペンって、しっかり立てて正しく持ってゆっくり書かないとインクが出にくかったりして、走り書きしたい気持ちが先走る息子にとって「ゆっくり書く」事はとても合っていたと思います。

(余談ですが、字が汚いなと思うお子さんに「きれいに」「ていねいに」の声掛けはやめてあげて欲しいです、彼らの中では「がんばってもきれいにかけないし丁寧には書いているつもりなんだよ!!」と思うそうです(息子談))


また、入学祝にLDのお子さんを持つ先輩ママから頂いた[製図用シャープペンシル]がペン先が重たく運筆しやすいとの事だったので、筆圧の弱い息子にはこれの芯が太めの物を数本買い足し筆箱に入れています。

「そんなことで?」と思われがちですが、合う筆記用具が見つかるだけで書く事へのハードルが減る事もあるようです。




全部用意する

文房具とは逸れるかも知れませんが、学校から帰ってきたら連絡帳と宿題をひとりひとりに用意したカゴに出すようにしていて、そこにお手紙があれば回収するし、声を掛けて連絡帳も私からそのカゴに読みに行くスタイルで中学生になった今でもそれは続いているのですが。。。

連絡帳を見て宿題箇所を把握したら、ダイニングテーブルにペン立てと該当ページを開いて置き「あー、お好きなタイミングでいつでもどうぞ、ここまで準備してありますからぁ」のあとは解くだけスタイルで小学五年生くらいまでやっていた記憶があります。

「出しておいたから、何分から始めるか教えておいてー。」と。

なにせADHD、自分の興味のない事、必要と感じていない事に時間を割くのが何よりも勿体ないと思ってしまう子だったのでw
当時は帰宅したら学校での嫌な事や疲れを、好きな事をして一旦リセットさせてからじゃないと宿題に向き合えなかったんですよね。

そして、宿題をやり終えたら「おわったー!」の開放的な気持ちからダイニングテーブルに出しっぱなしなのは今でも変わりませんwww
声を掛けると「あっ、忘れてた」とカゴに入れるだけ。



文房具に関しても、何が障壁になっているのか、何が苦手でどうなっていれば取り組みやすいのか探しの一つに繋がるのではないかと考えています。


今回は書くものと、書かれるものと、入れるもののハードルを下げたお話でした。

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