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新桃太郎伝説の思い出

リメイクを心の底から願っています、新桃太郎伝説。


はじめに

『新桃太郎伝説』は、もともとファミコンの『桃太郎伝説』が発売されててそのシリーズ作(この新桃太郎伝説は正式な続編)としてスーパーファミコンで1993年に発売されました。

桃太郎ゲームシリーズは桃太郎電鉄、桃太郎電撃、桃太郎まつりなど他にも多数ありますが、この『新桃太郎伝説』を皮切りに、私の桃太郎ゲームシリーズ人生は始まりました。この後、何千時間も桃太郎ゲームシリーズに人生を捧げていくことになります。
今回はその中でも、タイトルの通り新桃太郎伝説について話していきます

カセット

新桃太郎伝説に初めて触れたのは保育園か小学生の時代だと思います。
お家のある一室にスーパーファミコンとカセットがたくさんありました。その中の一本が新桃太郎伝説です。

まず、新桃太郎伝説のカセット。今はなきハドソンの虫だか蜂だかよくわからないかわいいキャラがありました。
スーパーファミコンにガチャっとカセットをセットし、黒いブラウン管のテレビにオープニングが映ります。
オープニングは、太鼓を叩くような音とともに新桃太郎伝説のロゴとともに初まりを告げます。そう思った矢先、初手地獄のような音楽(伐折羅王のテーマ)が流れるのです。

こうして新桃太郎伝説はスタートします。全ての思い出は到底書ききれなさそうなので一部分の思い出のみを切り取って書いていきます。
先に結論だけ述べておくと、新桃太郎伝説はどんなに年を重ねていってもおすすめできるゲームです。

ゲーム音楽

ゲームしてまず心にくるのがゲーム音楽です(プレイした人ならわかるはず)。
新桃太郎伝説含め桃太郎ゲームシリーズのゲーム音楽は、あのサザンオールスターズの関口和之さんが担当されています。
桃太郎というぐらいなのでベースは和風音楽です。太鼓や拍子木、琴、笛などの音色が随所に使用されています。

平和でのんびりお茶を飲むのが似合うような音楽もあれば、鬼と戦う勇ましい音楽、不気味な音楽もあります。なんなら怖い音楽の方が多いかもしれません。伐折羅王のテーマや絶体絶命(花咲か村の桜のシーンで流れる音楽)など、新桃太郎伝説は非常におどろおどろしいゲーム音楽が多いです。
ゲーム音楽だけでも非常に楽しめるので、もし新桃太郎伝説のコンサートが開催されるなんてことがあったらノータイムで飛んでいきま

ゲームシステム

次に、ゲームシステムです。新桃太郎伝説のゲームのジャンルはRPGなのですが、新桃太郎伝説は当時画期的だったとされるゲームシステムがありました。Wikipediaに記載があるので、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

当時小学生だった私には画期的だとかはわかりませんでしたが、その中でも好きなシステムがありました。それはゲームフィールド上においてキャラクターがあっちいったりこっちいったりランダムで動くシステムです(これをアクティブ・ウォーキングといいます)。ドラクエⅢみたく勇者の後ろに一列で並んで歩くわけではありません。本当にばらばらに動きます。
よく味方のキジがゲーム画面の外にいったりしていました。ばらばらに動くのが、なんだかキャラが意志をもってるようで「ああ、こんな風に自由きままに動いて良いんだ」と思ったのを覚えています。
あとは、天気の状態がバトルの良し悪しに影響する仕組みだったり、今も桃鉄のシステムに組み込まれている絶好調システム、後の桃太郎まつりにも踏襲される人気度システムなどがありました。
ゲームシステムもこの新桃太郎伝説を楽しませてくれる上で重要な要素になっていたと感じます。

グラフィック

グラフィックも非常に凝っています。味方のももたろう達のアイコンはドット絵でかわいらしさがあります。敵の鬼のボスとかはめちゃくちゃこわいです。
また、ゲームフィールドを映すカメラが真上でもなく少し斜め上からの描写になっているのですがそこの山や月のマップなどのグラフィックも見事です。
グラフィックに詳しくないものでも、ゲームの始まりから終わりまで非常に丁寧に作られていることがゲームをプレイしてて伝わってきます。

ある思い出

新桃太郎伝説は大好きなのですが、なんだかんだよく覚えていることは「鬼の漢字読めない……。」ということです。鬼の名前はだいたい難しい漢字で書かれていて、読み方も難しくて当時小学生だった私はさっぱり読めませんでした。鬼の名前にはフリガナが記載されるのですが、それは鬼の初回登場時だけしか表示されないシステムでした。従って初回に鬼がなんて名前かのフリガナを逃すと、もうそれ以降鬼の名前のフリガナはありません。今戦ってる敵がなんて読むのかと何度思ったことでしょう。


もう一度プレイしたい

こんなに語っておいて私はあることに気づきました。おそらく私は自分の手だけで新桃太郎伝説をクリアしたことがありません。当時難しすぎてクリアできなかったようです。
ゲームの終盤になるにつれて記憶が薄れていきます。それはおそらく他の人がプレイしていたから記憶がうっすら残っているだけで、自分ではクリアした記憶がないに等しいのです。

もう一度新桃太郎伝説を今やりたい。
悲しいことに新桃太郎伝説は名作とされながらも、いままで一回もリメイクがされていません(なんで!?)


おわりに

新桃太郎伝説の良さや思い出について語ってきました。
先にも書いたように、新桃太郎伝説はどんなに年を重ねていってもおすすめできるゲームです。

どうか、どうか新桃太郎伝説のリメイクを願っています。


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