見出し画像

アラフォー、プールに通い始めるの巻

セフレのBさんは、1月の終わりくらいからダイエットにいそしんでいる。

始めたばかりの頃は、毎日夕食を抜いて筋トレして寝る…みたいなストイックな生活により一気に10キロ近く痩せた。
いまは挫折して、ほぼ毎晩お酒を飲んでいる。接待もあるし、接待がない日はたいてい私と飲む。
しかしリバウンドはしておらず、むしろちょっとずつだが痩せ続けている。

Bさん自身が分析するに、理由は2つ。

①飲んだあとの暴飲暴食が減った
お酒をたくさん飲むと満腹中枢がバカになる。(私もそうなのでよく分かる)
以前のBさんは、飲み会などで酔っ払った帰りにコンビニでがっつりした弁当やラーメンを買い、それを完食してから寝る、という生活をしていた。らしい。
が、最近は飲んだあとたいてい私の家に来るので、たとえ酔っ払ったBさんが「どん兵衛食べたい!」と主張しても、私が「やめときー」と言いながらゆで卵や干し芋などを食べさせてスムーズに寝かせる。
まあ、たまに私も泥酔して一緒にパスタを食べてしまうことがあるけど、以前に比べればBさんの暴飲暴食はかなり減っている。はず。

②プールに行ってる
ダイエットの一環で、Bさんは近くの市営プールに通い始めた。
「飲んでも体重増えてないのはプールのおかげやと思う!」
と言い張っている。
最近は仕事が忙しくて週末しか行けていないが、平日に多少飲みすぎても、週末のプールで調整できる。らしい。

で、少し前から、「痩せない痩せない」と嘆く私に
「おまえも一緒にプール来たらいいやん。プールは痩せるで!!」
と熱くお勧めしてくれていた。

まあ、たしかにプールは良いって言うよね。知ってる。

でも………

「水着を着たくない」
と私はごねた。
Bさん「まあ、おまえがプールにおったら見てくるオッサンはいるかもしらんけど。気にしなかったらいいんちゃう?」
佐久間「いや、知らんオッサンはどうでもいいねん。Bくんに見られるのが嫌」
Bさん「なんでやねん。水着どころか全部脱いだところをいつも見てるやろ」
佐久間「そういうことじゃない!!!」

ベッドで見るのと、蛍光灯が煌々とついたプールサイドで見るのって全然違うと思うんだけど。。
まあ、Bさんのこういう無頓着なところも含めて私は好きである。

どちらにしてもBさんが通っているプールは私の家からかなり遠く、彼の車で連れて行ってもらうしかないので、ちょっと不自由やなということになった。
Bさんが調べてくれたところ(そんなに私を泳がせたいんかい)、私の家からチャリで10分くらいのところにプール付きのスポーツクラブがあることが判明。
市営プールより値段は張るが、そのぶん施設も綺麗そうだし、ここに行ってみることに。
Bさんが接待ゴルフで不在にしていた土曜日、ひとりで体験に行き、とりあえずしばらくは続けてみようかなと思ったのでその場で入会してきた。

ちなみに、このスポーツクラブにはヨガやピラティスのレッスンを受けられるスタジオもある。
ふつうアラフォー女が運動するならそちらのほうが良いのではないかと思われるだろうが、私は「プールのみ」の会員にした。
というのも、実を言うとピラティスはすでにやっているのだ。大阪にいたときに通い始め、いまも週1〜2回はオンラインでレッスンを受けている。
ピラティスはすごく好きなのだが、私のように週2でのんびりやっているぐらいではほとんど痩せない。より消費カロリーが高い運動に集中するべく、今回は「プールのみ」と決めたのである。

まだ通い始めたばかりで、変化も何もないのだが、ダイエットとかじゃなくあくまでも「プールに通う」という観点で気づいたことを書こうと思う。

1. とにかく平均年齢が高い

スクールに来ている子どもたちを除くと、本当に平均年齢が高い。推定65歳より下の人をほとんど見たことがない。
高齢の方の健康を保つためにスイミングが推奨されているというのも勿論あるだろうが、後述する様々な面倒くささを考えると、アラサー〜アラフィフ女性がプールに行かないのももっともな気はする。生理もあるし。
平均年齢が高いぶん、多少太ももにセルライトがついてようが誰も見ていないのでその点は気楽。

2. 準備と後処理がめんどくさい

まだ慣れてないのが大きいとは思うけれど、けっこう持ち物が多い。
休日に家から行くときは水着の上に服を着ていけばいいのでわりと楽だが、会社帰りに寄ろうと思うとそうもいかない。
水着、キャップ、ゴーグル、タオル、ビニール袋(濡れた水着を入れる用)、そして化粧品類を朝からバッグに詰めないといけない。もちろん、帰宅したら濡れた水着やタオルを洗わなくてはいけない。
あと会社帰りに寄ったら、プール終わりのふやけた足にまたストッキングとパンプスを穿く、という耐えがたい苦行が待っていたため、これはちょっと対策を考えようと思っている。プールの日はスニーカーで出勤するとか、そもそもプールに行くのはリモートワークの日だけにするとか。

3. プール終わりの身支度は最小限にすべき

最初のうちは「終わってからそのまま出かけられるようにしよう」と思い、化粧品一式をすべて持っていっていた。
しかし何度かやってみて分かった。
プール直後に、完璧に身支度を整えるのは無理である。
施設内にシャワーはあるが、あまり使い勝手がよくない。
また、泳ぐとやはりエネルギーを使うようで、プールから上がって水気を拭っても、しばらくは汗が止まらず化粧が全然乗らない。
おまけにロッカールームは高齢のお姉様方の社交場となっているため、長居するのがなんとなく憚られる。
これならば最低限の保湿だけしてさっさと帰宅し、家でゆっくり全身を洗おうという結論に至った。
というわけで、プールから出たら化粧水をスプレーし、さっとシャワーを浴びて保湿ジェルを塗り、昼間ならUVジェルを塗り、濡れた髪をとかしてヘアオイルを塗り(家でシャンプーするので、乾かさずクリップで止めるのみ)、服を着て終了。である。
かなり簡略化できたがそれでも面倒は面倒。Bさんは気楽そうで羨ましいなと思う。

4. 泳ぐのは楽しい

面倒くさいことを書き連ねたが、いちばんの気づきは「楽しい!」ことである。
Bさんも「ウォーキングもジョギングも続かへんけど、プールは楽しいから続く」と言っていたのだが、それは分かる気がする。
ちゃんと泳ぐのなんて25年ぶりで、休み休み1キロ泳ぐのがやっとなのだが(それも7割平泳ぎ。クロールしんどい)、それでも泳ぐのは楽しい。広いお風呂に入るとワクワクして泳ぎたくなる、あの感覚だ。
ジョギングとかと違ってお天気にも左右されないし、体力を使うから夜もぐっすり眠れる。これで痩せるならすごく良いかも!と思っている。


いつまで続くかは分からないけど、何かしらまた変化があったらまたnoteに書きにきます。

サポートをご検討くださり、ありがとうございます!月額162円のメンバーシップで「こぼれ日記」を公開しております。もしご興味ありましたらぜひ🍶