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ロンドンで妊婦⑦ NHS検診スケジュール

初産婦と経産婦とで検診回数は変わってきます。

◆midwife検診
    (doctor管轄の方はdoctor検診も)


mum&babyアプリが見やすい

10w 初 経 : 血液検査等(別記事参照)
16w 初 経 
25w 初 ✕
28w 初 経 
31w 初 ✕
34w 初 経 : 胎児の体位の確認、(逆子の場合)外回転術の提案
36w 初 経
38w 初 経
40w 初 ✕
41w 初 経 : 卵膜剥離による促進の提案、促進剤利用の相談
42w~は適宜

つまり、40wの検診まで受けて出産となると、経産婦6回、助産婦9回の検診ですね。エコー検査が別日なので、+3回くらいのイメージでしょうか。

日本だと、
「妊娠初期から23週までは4週間に1回、24週から35週までは2週間に1回、36週から 出産までは週1回の受診を推奨」
となっており、おそらく15回程度になると思います。NHSでは特に初期と予定日周辺で、日本より少なくなります。

検診で初回から毎回必ずあるのが、
・血圧測定
・尿検査(尿蛋白等)

25w以降から必ずあるのが、
・子宮底長計測
・胎動についての確認
になります。

日本と違うのは、
・腹囲や体重の測定がない
・子宮頚管の長さや子宮口の開きについてあまり見ない
ところが思い付きます。

体重は最初に一度計測があり、BMIに問題がなければ以降は測ることがありません。体重増加幅について話題にも出ません。

またこれも日本式に慣れると不思議ですが、陣痛が進む中でも子宮口の確認は(自分から希望しない限り)されません。「まだ開いてないからイキんではだめ」というのがなく、質問すると「タイミングはあなたの体が一番知ってるでしょ」と。

このあたりはどちらの指導が統計的に正しいのか、気になります。


◆超音波技師によるエコー検査

アポイント先が別組織なので、midwife検診とは別日になります。

12w dating scan (別記事参照)
20w mid-pregnancy scan(別記事参照)

この2回は(拒否しない限り)必ず実施されます。あとはリスクに応じて回数が増やされるようで、健康であっても有色人種の日本人は+1回が35週頃?にオファーされるようです。
(NHSのHP等では見つかりませんでしたが、白人より統計的に胎児死亡が起こりやすいため、と私は口頭で説明を受けました。)


以上が最低限の診察機会となります。なにか異常やトラブルがあった場合は、都度プラスして診察・NST・エコー等が行われます。またすべての診察や検査は、拒否することが可能なようです。血液検査や先天性障害スクリーニングテストなど、すべてに妊婦の許可を求められますので、信念のある場合は拒否することが可能なはずです。輸血が必要な場合の可否についても同意を事前に求められました。


次回は陣痛後の流れについてまとめてみたいと思います。











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