Saku@ロンドン出産記録

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最近の記事

ロンドンで妊婦 情報収集源

知っていると役立つかもされない情報源など ①英国なかよし会のマタニティブック 赤ちゃん/幼児のロンドン各地で活動している日本語プレイグループで、電子書籍を発売しています。基礎的な知識がまとめられています。 なかよし会は基本的には産後の交流グループですが、まれに出産講座を開催していることもあります。 ②ブリ☆つな会 英国で働かれている日本人助産師さんが中心となって活動されているボランティアグループが、月1回のオンライン無料相談会を開催したり、400名規模のLINEグル

    • ロンドンで出産③ 退院

      NHSでは、経膣分娩の場合は6-24時間、帝王切開の場合は24-48時間で、一般的に退院となります。予後が悪い場合などは個別に延長されることもあります。 キャサリン妃が出産当日の退院の様子をマスコミに公開し撮らせていたことで日本でもこの早い退院の話題が有名になったように思います。 「リラックスできる自宅に早く帰る」という名目ですが、NHSの医療費削減のためにも必要なのかもしれません? 初産婦の方は不安が大きいかもしれないので、希望次第で長い入院が可能という点でもプライベ

      • ロンドンで出産② 分娩

        分娩中に使うかもしれない単語は、このあたりでしょうか? Contraction 子宮収縮 Cervix fully dilated 子宮口全開 Push いきむ membrane 膜 vein 静脈 perineum 会陰 anaesthetic 麻酔薬 numb 麻痺させる placenta 胎盤 Stitch 縫合 ◆分娩第一期 (開口期) 陣痛開始~子宮口全開: 8-18時間 規則的に10分間隔になった時に陣痛開始と呼ぶそうです。なので第一期の初めはまだ自宅待機で

        • ロンドンで出産① 陣痛~入院

          正産期は37週からですが、週数に関わらず、 ・破水 (waters break) ・不正出血 (vaginal bleeding) ・胎動不全(moving less than usual) ・正産期前の陣痛 の場合には、病院へすぐ連絡する必要があります。 また37週以降で陣痛が起こった場合には、 ・60秒以上継続 ・5分間隔 になると、病院へ指示を仰ぐこととなっています。5分感覚であっても、痛みが微弱な場合は来院せず待機となることもあるよう。 日本だと ・初産婦

        ロンドンで妊婦 情報収集源

          ロンドンで妊婦⑧ 出産準備

          日本では妊娠7ヶ月ごろから入院準備を始めて、36週までに完成させるように言われます。37週から生産期に入るからですね。NHSでも最低限3週間前までにと言われます。 NHSのHPに掲載されている持ち物リストについて、私なりにいるものいらないものを分けて紹介します! 自分のために必要なもの◆絶対必要 ・病院支給の経過記録ファイル ・着替え3セット(ショーツは5-6枚) ・産褥パッド2パック ・時間を潰すもの(として、スマホと充電器) ・アメニティ(歯磨き/櫛/ヘアゴム/リップ

          ロンドンで妊婦⑧ 出産準備

          ロンドンで妊婦⑦ NHS検診スケジュール

          初産婦と経産婦とで検診回数は変わってきます。 ◆midwife検診 (doctor管轄の方はdoctor検診も) 10w 初 経 : 血液検査等(別記事参照) 16w 初 経 25w 初 ✕ 28w 初 経 31w 初 ✕ 34w 初 経 : 胎児の体位の確認、(逆子の場合)外回転術の提案 36w 初 経 38w 初 経 40w 初 ✕ 41w 初 経 : 卵膜剥離による促進の提案、促進剤利用の相談 42w~は適宜 つまり、40wの検診まで受けて出産となると

          ロンドンで妊婦⑦ NHS検診スケジュール

          ロンドンで妊婦⑥ 20wエコー

          NHSでの第二回目のエコー検査、ひとによってはこれで最後のエコーです。 ・mid-pregnancy scanもしくは anomaly scanと呼ばれる ・約30分実施 ・希望すれば性別も判明 ・骨、心臓、脳、脊髄(spinal cord)、顔、腎臓(kidneys)、腹部(abdomen)を詳細に観察し、以下の11種類の異常を探す ・anencephaly 無脳症 ・open spina bifida 開放性二分脊椎 ・cleft lip 口唇裂 ・diaphragm

          ロンドンで妊婦⑥ 20wエコー

          ロンドンで妊婦⑤ 12w初エコー

          NHSでは、10wのmidwife初診が無事に終わると、次に12wに初のエコー検査が入ります。 詳しくはHPに書いてある通りですが、概要をまとめると ・10~14週の間に実施 ・dating scanとも呼ばれる ・膀胱をなるべく満タンにして来てくれると見えやすくなる ・約20分間実施 ・妊娠週数と予定日の算出 ・単胎か双子等かの確認 ・着床位置の確認 ・成長具合の確認 ・ダウン症のcombined test(希望者のみ) Combined testとは、血液検査と、

          ロンドンで妊婦⑤ 12w初エコー

          ロンドンで妊婦④ バースプラン

          NHSの10w初診までに、考えておきたい基本的なバースプランが2点あります。 ◆希望出産場所→病院or自宅 イングランドでは、2.1~2.4%の方が自宅出産しており、地域によっては9%にものぼるとのこと。0.1%の日本とは違い特別視されず、選択肢のひとつとして確立しています。 自宅出産を選んだ場合も、NHSからmidwifeが派遣され、出産用プールを用意しておけば水中出産も可能です。 初産婦にとっては、新生児の健康上の問題発生の確率があがる(病院5/1000→自宅9/

          ロンドンで妊婦④ バースプラン

          ロンドンで妊婦③ NHS初受診10w

          無事にNHSの病院選びが終わり、self referral formを提出すると、病院から初受診の日時の打診が来ます。 詳しくはNHS HPのこのページの通りですが、簡単にまとめると、 ・midwife(助産師・保健師)との面談と検査 ・病院/GP/児童館のどこかで実施 ・所要時間は一時間 ・体重身長血圧測定、尿&血液検査 という感じですね。日本と違うのは、医者に会わない!エコーを同日にしない!というところでしょうか。 イギリスでの医療従事者の職務範囲の違いがその原因

          ロンドンで妊婦③ NHS初受診10w

          ロンドンで妊婦② NHS病院選び

          前記事に続いて、プライベートでなくNHSを選択した場合の、個別の病院選びの方法についてです。 わたしは私立病院でなくNHSを選択したわけですが、NHSの中のどの病院にするかという選択が残っています。 ちなみに前提条件として、NHSの医療サービスを利用する場合、まずGP登録をする必要があります。GP(General Practitioner)とは家庭総合医のことで、つまりかかりつけの近所のお医者さんという感じでしょうか。 ↑こちらから自宅近所のGPを検索できるので、好きな

          ロンドンで妊婦② NHS病院選び

          ロンドンで妊婦① 病院選び

          ロンドンでの妊婦記録。妊娠検査薬で陽性が出たあとは、病院の予約ですね。 妊婦健診もイギリスの医療の大別として、NHS(国営医療)かプライベートか、を選択する必要があります。 前の記事でも触れた通りですが、 NHSは、国民皆保険の保険料を納めている代わりに、医療サービスを無料もしくは格安で受けられるもので、妊娠出産子供に関しては、全て完全無料です。これはイギリス国民や永住者だけでなく日本からの駐在であっても、ビザ取得の際に保険料をたんまり払っていますので、利用できます。言

          ロンドンで妊婦① 病院選び

          ロンドンで妊活

          第一子は日本で出産したわたし。夫の駐在先のロンドンで妊娠・出産することになった経緯を残しておきたいと思います! まずは妊活から。 初めに驚いたのが、排卵検査キット(ovulation test)が安いこと!基礎体温法と共に併用していました。 画像が見つからなかったのですが、私はpoundland(1ポンドショップ)で買いました。1ポンドで5本入りだったような。 排卵を見逃さないために、排卵予定日の少し前から使っていたので、安く気兼ねなく使えるのは助かります! 日本だ