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ロンドンで妊婦⑧ 出産準備

日本では妊娠7ヶ月ごろから入院準備を始めて、36週までに完成させるように言われます。37週から生産期に入るからですね。NHSでも最低限3週間前までにと言われます。

NHSのHPに掲載されている持ち物リストについて、私なりにいるものいらないものを分けて紹介します!


自分のために必要なもの

◆絶対必要
・病院支給の経過記録ファイル
・着替え3セット(ショーツは5-6枚)
・産褥パッド2パック
・時間を潰すもの(として、スマホと充電器)
・アメニティ(歯磨き/櫛/ヘアゴム/リップクリームなど)
・スリッパ
・お菓子/飲み物
・常用薬

◆私はいらなかった
・出産中のためのゆったりした服
・授乳パッド
・タオル/石鹸
・デオドラント
・うちわ/霧吹きなど体を冷やすもの
・ナイトガウン
・枕
・TENSマシーン

私の病院では、ですが、出産中には浴衣型の病院着を着るよう言われたので、出産用の服はいりませんでした。タオル・石鹸は支給がありました。


TENSマシーン、痛みが和らぐって本当なんでしょうか、未経験

新生児のために必要なもの


◆絶対必要
・着替え
・帰宅用の服
・おむつ
・おくるみ
・帰宅時の車のチャイルドシート(タクシーやバスの場合は不要)

◆私はいらなかった
・ベスト
・帽子
・ミトン
・靴下
・ブランケット

看護師さんの文化的バックグラウンドによっては、産まれた瞬間から帽子を被せるように言われたりするようなのですが、日本だと未熟児でなければ室内で帽子や靴下を使わない気がします。

また日本だと入院中のおむつは支給だったりしますが、NHSではなく持ち込みが必要なので注意です。

日本との違いの注意点

・哺乳瓶/液体ミルクの持ち込みが必要

病院により違うかもしれませんが、母乳育児の推進という観点から哺乳瓶/ミルクは病院側では用意しないと言われました。日本だと新生児期はとにかく体重を増やすためにミルクの追加をさせる病院も多いですよね。私も体質的に産後すぐの母乳分泌があまり良くないので、ミルクを持ち込みました。こういう場面でも粉ミルクでなく液体ミルクが便利です。

・産褥ショーツである必要はない

悪露や会陰縫合跡の目視確認は一度もされませんでした。日本では毎日看護師さんに見せるためか、股の部分がペロンと開く産褥ショーツが必須かと思いますが、イギリスには同じものがありません。トラブルがあれば見せるかもしれませんが、ただ普通に脱ぐのだと思います。


日本のようなマジックテープ付きのタイプ、全く見かけません

・ポカリの粉が便利

自動販売機は基本ないですし、病院の売店まで遠くて買えなかったりすると、助産師さんにもらえる水分は水か紅茶のみになると思います。

ポカリの粉が用意できなければ、タブレットタイプの類似製品があります。

スポーツドリンクのタブレットの一例

・産褥パッドはLil-letsブランドくらいしかない

日本のものに慣れていると、薄めでギャザーもなく若干不安を感じる作りのような気がします。生理用ナプキンも、サイドギャザーが立ち上げるようなハイテク構造のものがこちらはたぶんないですよね?
私は現地のものでも大丈夫でしたが、不安な方は日本の産褥パッド/生理用ナプキンを用意しても良いかもしれません。
もしくはパンツ型の生理用ナプキンも良さそうです。

なんだか薄めな作り


パンツ型の生理用ナプキン


・着替えは3セット

出産当日に退院した姿をマスコミに撮らせていたキャサリン妃の報道で有名かもしれませんが、通常は産後の入院期間はあまり長くなりません。産後の流れはまた別にまとめたいと思いますが、最短だと出産後6時間(!)で退院勧告です。よって着替えも3セットくらいで充分という指示ですね。ショーツのみ、汚れることを見越して5-6枚と言われます。使い捨てタイプも推奨されています。

使い捨てショーツ

・骨盤を閉めるという発想はない

腹部のたるみを戻すためのコルセット的なものはまだ見ますが、骨盤を閉めなきゃ!という発想があまりない気がします。骨盤底筋群の筋トレなどはするように言われますが、あくまで筋肉の話で、骨の話は聞きません。科学的にはどちらが正しいのでしょうか、、

日本では病院支給だったりもしますが

ちなみに産前の骨盤ベルトも一般的でない印象です。少し調べた限りでは、痛みがあるとき、病院相談の上で、特定の場面でのサポーターの使用を勧められるという話は出てきました。日本のようにいつでもどこでもサポーターを一日中、ではない印象です。

2時間まで、運動時のみ、などの推奨。

次回は陣痛から出産、退院までについて書きたいと思います。

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