仕事を通して感じること 自分らしさとは

私は『自分らしさ』が欲しかった。
看護師をしている時、『自分らしくない』とずっと思っていて、時間に追われながら必死に業務をこなしているだけの自分がすごく嫌だった。
そうしていると、自分らしさを失う気がしてすごく不安だった。

だけど、そういうことじゃないのかもしれないと今は思う。
私が嫌だったのは、自分を保てない自分だった。

看護師をやめて、専業主婦になった時も、
再就職して保育園や病院で働いていた時も、
いつも自分が流されていくのが分かって嫌だった。
流されないように心を閉ざすしかできない自分も嫌だった。

人といると、自分の感覚や感情を薄くしていなければ
そこにいられなくて。
それは、自分を見たくない・自分が傷つきたくないから
なのかもしれないと思う。

人の中にいても自分でいることっていうのは、
本当はすごく怖いことで。
感じたままに動くことって、物凄く難しいことだな
と私は思う。

感じたままに何をしてもいいというわけではなくて、
身勝手な人になってもいけない。
自分に湧いてくる感覚や感情で、その場にいる人を
不快にしたり傷つけたり、ぶつけるようにその場に
放置していくことも違う。

だけど、『ああ、そうだよね』『そう思って当然だよね』
というみんなの納得と共に、何かに気づかせてくれる
そんな人に出会うと、すごく憧れる。
そういう人は大抵とてもユーモラスで面白い。
大切なことを提示してくれる人。

そういう人を見てると、なんて自分は怖がりで、
自分を隠して生きているんだろうかと思ってしまう。

そういう自分と対峙して、
感じたことを上手く伝えるようになれることは、
人との関係を築く上でとても重要なこと。

人間関係、無理しすぎることはないけれど。
自分を保つための努力や工夫は、重要だなと思う。



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