目からウロコ。自分を知るということ。
意外に自分でもわからないこと
人間は、ちょっとこれは大変だ、と自覚するまでに時間がかかることもある。
私の場合も、30代半ばを過ぎるまで自分が苦しいと自覚することは実はあまりなかったのです。
実際に大変でも意外に我慢できてしまう。そんな変な耐性が知らない間にできてしまっていた。モーレツに忙しくても、自分が朝起きた時になんでか知らないけど無意識で泣いていても、あまり大変だ、という自覚がなかった。
自覚がない、というのは結構大変なことなのだ、と今になって思う(汗)
苦しみは人それぞれ
客観的には何も問題のないように見えていても、大変なことだってたくさんある。
人の苦しみは他人にはわからない、とよくいうけど、実際自分にだってどうして苦しいのかわからなかったり、さらには苦しいということ自体に気づいていないことだってある。
でも共通していることは、「苦しみのない人はいない」ということだと思う。それはきっとみんな共感できるはず。
かつて「苦しみ」ということを理解しようと思って色々なことを学んだのだけど、「苦しみ」はゼロにならないと個人的には思っている。なんだかがっかりしてしまう結論かもしれないけれど。
目からウロコ、物事をどう捉えるか
でも苦しみがゼロにならなくても、とても気持ちを楽に暮らせるようになる。
そして「物事をどう捉えるかが変わるだけなのだ」と思うようになった。
捉え方を無理に変えようとすると難しいのだけど、ちゃんと向き合った時にふっと捉え方が変わると、目からウロコだったり、何より自分を理解することができるようになる。どうして自分は苦しかったのか、がわかるようになる。
まるで魔法か手品のように、何かがくるんとひっくり返る感覚。この繰り返しが日々を楽にしていく感じなのです。
人は自分だけで自分を知ることはできない、
人との関わりの中で自分を知ることができるのだ、とも思う。
私もそうなのだけど、自分は何者なのか、なんていうとちょっと哲学的かもしれないけれど、そういったことに関心を持ったり苦しみを感じる人は意外に多いのかもしれないな、と今になって思う。
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