#088.成長を見守る。
子どもは種だ。
花が咲き、実をつけるまでは
何の植物かわからない、
そんな種だ。
土に植えて水をやり、
陽に当てて土を替え、
手入れして声をかける。
少しぐらい、周りの者より
芽が出るのが遅いとて、
茎が曲がっていようとて、
いつかは見事な花が咲く。
茄子に胡瓜になれと、
薔薇に向日葵になれと、
言ったところで詮無きこと。
私たちにできることは、
その種に込められている
命の原型をゆがめぬよう、
手をかけ、見守ることだ。
今を生きる子どもらよ、
思うがままに咲くがいい。
うだるほど暑い夏の日に、
自戒を込めて。
ほな、また。
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