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屋根より高いサボテン! 〜とさか世界一周旅行記 6日目 〜


こんにちは!とさかです!絵本を描きながら幼児教育の勉強をしています!
本連載は、2015年に僕が世界中の幼稚園の取材をしながら各国を旅行した際の日記を紹介しています。

2015/10/5 3:00(ピッツァー大学)
寝落ちしたので4日の分の日記を今から書く。
今日は初めて、良くも悪くも何の事件も無い日だった。
朝、さすがに旅程を詰めないとやばいので色々手配しようと調べるが、どうしてもどこかで無理をしないといけなくなってしまう。めんどくさくなったので途中でやめてしまい、出発のための片付けを始める。いい時間になったので、昨日のお店にタコスを買いに行き、ナチョタコスを注文する。結構辛い。野菜も少ないし、普通のタコスで良かったかなと思う
帰ったらお腹があったまったせいか眠くなり、少し仮眠を取る。目覚ましがほぼ機能せず、体内時計で予定の30分後に目覚めた。
荷物を整理して鍵を返し、これからお世話になるピッツァー大学へ向かう。
まずはダウンタウンへ向かうのだが、ダウンタウンは建物が大きいのに街の雰囲気は少しみすぼらしいというなんだかミスマッチな感じだった。ここは夜絶対歩きたくない。
市庁舎の前で乗り換え。市庁舎に付属する広場でホームレスがたくさん寝ていて、凄まじい光景だなと感じた。バス停では謎のおばあさんが正座しているし、少し危険な雰囲気。バスが来るまで時間があったので、市庁舎を一周してみた。姉妹都市が書いてある看板があり、名古屋は一番上に書かれていた。
それらしいバスが着いたが、手元のGoogle mapsと番号が違うので乗るのをやめた。しかし、案内を見るにどうも目的地に向かいそうだったので、どうなのかを聞いてみる。するとやはりそのバスでたどり着くらしいので、乗った。
バスは一時間半ほど、高速道路を交えて走るものだった。この辺りの高速道路は、なんだか砂っぽい印象。
さて、途中でなぜかバスが止まる。案内が聞き取れずモヤモヤ。15分ほど経った時に聞いてみると、バスが不調なので次のバスに乗り換えろとのこと。これ一昨日もあったなあ。
しばらくして乗り換え、無事大学にたどり着く。ここら辺は建物がとても低く、こんなに広い青空は久々に見たなあという感じ。また、植物の生え方を見るにどうやら乾燥した地域らしい。サボテンもある。
大学は、綺麗だ。ここは5Csと呼ばれ、5つの大学が集まっていて相互に単位を取れるらしい。だから一学年200人ほどでも多様な授業が提供されているんだそうだ。
友達と合流する。彼は週の4,5日を甚平で過ごしているらしく、ヒゲは伸ばしっぱなしでマゲも小さく結っているので、侍っぽい。それよりも異様だが。彼の通うピッツァー大学はそういう変わった生徒が多いらしい。
人数が少ないためか、彼の知り合いとよくすれ違う。紹介してくれるのだが、人名がわかりにくい。英語は割とわかったので安心した。これ書いていいのかわからないが、彼の部屋の隣に住んでいる奴は◯◯(※編集時削除)を刻んでいた。みんなやってるんだそうだ。アメリカの大学感がした。
さて、自習室で彼がレポートを書いている間にこちらは翌日以降の準備をし、17時頃に食堂へご飯を食べに行く。
バイキングで、アメリカンな食べ物が並んでいる。美味しいが、良い白米が無いため日本人は毎日だと少し辛いらしい。
久々に好き放題食べられるので、満腹になるまで食べた。幸せだ。
食事中の会話は、内容はうっすら追えるものの入っていくことができない。英語力が足りない以上にコミュ力が足りないのを感じた。一度だけ、自分から話題を振ってみた時に気づいたが、もう英語で自分の意思を伝える時にストレスを感じることは一切なくなっている。ただし、過不足なく伝えられているかはわからない。また、相手が返答したのを半分ほどしか理解できないのに加え、英語で話すというタスクと返答を考えるというタスクを脳が処理しきれないため、会話を続けるのが難しい。普段自分がいかに会話自体に脳のリソースを使っているかを感じた。
寮へ帰る途中、日本人に会った。意外と数人いるらしい。やはり普通の大学生っぽくはなかった。
その後、泊めてくれるSisaの部屋へ行き、寝落ちして今に至る。
滞在中に友達ができればいいなあ!

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