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ボストンの二郎系で夢を語る 〜とさか世界一周旅行記 30日目〜

こんにちは!とさかです!絵本を描きながら幼児教育の勉強をしています!
本連載は、2015年に僕が世界中の幼稚園の取材をしながら各国を旅行した際の日記を紹介しています。

2015/10/28 3:30
起きたのは昼だった。
アポメールに全く返事が無くて凹む。
16時に宿を出ればよかったので、アンケートを作ったりアポメールを送ったり取材記事を書いたりしていた。突撃取材はよく考えたら電話で同じ効果が得られると思ったので、翌日また返信が無ければ電話することにした。
16時に出発し、念願の二郎系ラーメンへ向かう。街並みに見慣れてしまった、というか本当にきれいなのはおそらく空港からHarvardまで来るときに通ったボストン市街なのだろう。
ラーメン屋は駅前にあり、治安はハーバード周辺より若干悪そうだった。店の前に並んでいると、店員さんに声をかけられ、置いた椅子の後ろに並んでくれと言われる。椅子には"Are you ready?"と書かれてあり、期待を煽られた。
30分後開店するのだが、この段階で並んでたのは自分ひとり。人気店だからもっと混んでいると思ったのに拍子抜けした。ラーメン屋では日本語が飛び交うと聞いていたので日本語で注文しようとしたが、わかってくれたのは一人だけだった。トッピングは?と聞いたらラーメンだけですと言われ、「にんにく入れますか?」と後から聞かれることを思い出した。チャーシュー5枚の豚ラーメンを頼み、ワクワクしながら待つ。店には日本語や英語で書かれたお客さんの夢があちこち貼ってあり、さすが人気店だなあと思った。さて、お待ちかねの「にんにく入れますか?」だ。全マシを注文すると、見慣れた二郎系ラーメンが来た。野菜の盛りはそうでもなかったが、豚五枚は圧巻だった。味は食べなれた二郎系。口内炎が出来ていたが、気にせずバクバク食べる。
食べてる途中に、店員さんの演説が始まる。店員さんが夢を語っていた。また、完食したらGood job!と叫ぶルールがあるらしい。好きな人は好きな演出なのだろう。日本の二郎系の殺伐とした感じも俺は好きだ。
さて、食べ終わり、Good job!を背中に受けながら店を出る。満腹だったが、口の中がにんにくと豚の油でしつこいので、甘いものを買いたくなった。近くのCVS(ハーバードスクエアにもある、コンビニチェーン)に入り、お菓子を眺める。ハーバード近くの店より安い。店の隅っこに1ドルで買えるお菓子のコーナーがあり、比較的品ぞろえが良いのでそこでクッキーやプリッツェルを買った。
すぐ食べたら胃がもたれると思ったので、腹ごなしに宿まで歩いて帰る。帰る途中、帰国後や10年後に何をしたいのかを色々考えて、自分が知るべき知識を整理した。
宿に帰ったら、まずはアンケートを詰めた。翌日には公開したい。
次に、なんとなく思い付き進学候補先である東大後期教養課程統合自然学科数理自然科学コースの研究室を見てみる。そこで、つくべき研究者の選び方がわからないことに気づいた。そういったことを今の段階から考えられるという点で、1年休学したことは本当に良かったと思う。
この時クッキーを食べていたのだが、こちらのクッキーは塩気が強い。パンもそうだった。しょっぱい系の刺激がないと気が済まないのだろうか。
さて、友人にStudy breakが始まるけど来る?と誘われた。寮でやるお菓子パーティーのようなものだ。気になったが、なんとなく気が引けたのでやめておいた。アポ取りがうまくいかず弱気になっている。俺らしくない。
次に、これまたなんとなく思い付いてVOCALOIDの値段を調べた。作曲スキルが十分上がれば帰国後に買いたいと思ったからだ。想像よりも安くて安心した。また、DAWソフトが付属すると知り、購入を決意する。さらに、そのDAWソフトに無料版があることがわかったので、慣れるためにダウンロードを始めた。現段階では作曲について理論から勉強しており、アウトプット自体は稚拙だ。納得できるレベルまで持っていこうと思ったら時間的にかなり厳しいのではないかと思ったが、「しかし、GIMP・ディベート・新聞編集習得時の感覚として、ド素人丸出しのアウトプットしかできなくても一年程度反復すれば素人目にはそこそこ凄く見えるようになるはずだということがわかっている。だからこそ、今新しく始めようとしてることも一年は頑張るつもりだ。そして、そう思って頑張れるのが自分の強みだと思う。」と考え、素直に努力することにした。
インストールはすぐだったのだが、音源のダウンロードが80時間ほどかかりそうだ。仕方ないので待ちながらiPadで作業をしようと思った。
とはいえ、記事をあえて書く必要も今はなかったので、基礎統計のシケプリを読んでみた。意外と数式の読解能力や数学的感覚が衰えてなくて安心する。しばらく読んだところで、いい時間になったので日記を書いて寝た。

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