就職活動も、悪くないかも。 | 就活交換日記
これは、葛藤を抱えながら就活している大学生と、東京で働くクリエイティブディレクターとのリアルな交換日記です。今の就活生が感じる心の揺らぎと、社会人からのさりげないエールをお楽しみください。
前回までの就活交換日記
留学の事後研修会に行ってきたという愛さん。留学で得たものをあらためて振り返ることで自分の現在地がわかり、今後の選択に思いを馳せることができたようです。そんな愛さんに対し北さんは「自分自身の判断軸やフィールドを見つけていくことも、社会人になるということなのかもね」とエールを送りました。
#15の就活交換日記はこちらから。
今週は「The就活生」な過ごし方をしたという愛さんの日記から始まります。
登場人物
大学生の愛さん(仮)
地方文系大学に通う就活生。留学経験がある。ひょんなことから北さんと出会い、交換日記を始めることになった。様々な心の葛藤を抱えながらも等身大に就職活動を行おうと奮闘中。
クリエイティブディレクターの北さん
コピーライター歴、約20年。長年採用広報に携わってきた経験から、採用のクリエイティブをもっと面白くしていきたいという熱い思いを持っている。宣伝会議コピーライター養成講座で、求人広告クラスの講師も担当。
愛さんの今週の日記
「気持ちの言語化と自信」
【2021年3月某日】
今週は就活的な活動に精力的でした。
ノートに様々な質問への答えをまとめてみたり、OB・OG訪問をしたりと「The 就活生」のような1週間を過ごしていました。
一対一の面接も何個かあったのですが、その企業を選んだ理由や学生時代に力を入れてきたことを限られた時間の中でフォーマルな形にして伝えることはやはり緊張感が高かったです。自分のことをぶれない自信をもって言語化し伝えていくことは、日ごろから鍛えないと難しいものだなと実感しています。
また、これまでは「自分が幸せになるためには」とか「自分を理想を達成するためには」なんて自分という一人称が主語になることが多かったのですが、最近は「どうやった身近な周囲の人たちが幸せになるのだろう」と複数の人を主語にして幸せを考えることができるようになってきたと思います。
まだまだ企業に申し込む準備をしている段階なので進捗が目に見えるわけではないのですが、なんとなく自分の未来のために努力をしているような気持がしてモチベーションは高く保てたのではないかなと思います。未来の自分を信じて、今の自分から言葉を送ると考えたら就職活動も悪くはないかなと思い始めたこの頃でした。
北さんからの就活エール
「言語化と自信はたしかに大切」
今週も日記、ありがとう。日に日に就活本番感が伝わってきて、僕まで緊張してきます。就活では自分の気持ちの言語化と自信が求められると書いてあったけど、たしかにこれって社会に出て仕事をしてても痛感します。というか、それほど大切なことなのに、学校ではトレーニングする機会が少ないよね。最近は増えてるのかなあ。「主体性を育む」とか言いながら、まだまだ既に用意された正解や先生の求めている回答を当てて喜ぶような授業が多い気がするんですよね。もっと日頃から、「なぜ、自分はそういう決定をしたのか」を自問し、言葉で相手に伝える機会を増やしたほうがいいなあと思ったりしています。
と、ちょっと熱く教育論を語ってしまったけど、最後に一つ、質問してもいい?この時期ってもう周囲の同級生とかとはあまり連絡をとらなくなるの?グループラインや掲示板、OBOG訪問アプリのコメント欄とかを見たりして、他の就活生の動きが気になったりする?今は昔以上に、そうした情報が入ってきそうだから、どういう気持ちで、どういう風に対処してるんだろうなあ、と気になっております。今度、時間があるときに教えてね。
ではでは、今週も頑張ってください!!
編集:家洞 李沙(Fanclub)
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