マガジンのカバー画像

Tree In Progress

43
主に屋外で描く植物のドローイングを軸にした、「線を引く」ことから制作を再考する試み。 ドローイングを元にした銅版画も制作。 ‘23 5/6〜23柳沢画廊(埼玉県)にて個展。 同年…
運営しているクリエイター

2023年4月の記事一覧

Exhibition in progress/展覧会場が出来ていく過程

Exhibition in progress/展覧会場が出来ていく過程

前回の飾り方の相談中の現場も撮影。早速ショート動画が送られてきました。
柳沢画廊にて、飾り方の相談をオーナーの柳沢さんと共に。

 シンプルな箱額に、各地で行ってきた小さなドローイングを配置していく。

 なんでもその場で思ったことを遠慮なく伝えてそれを汲んでいただけてありがたい。

 もう少しだけ動画を観るにはこちら。

 展覧会が楽しみです。

続く。

ドローイングのレイアウト

ドローイングのレイアウト

 5月に個展の予定の柳沢画廊で相談しながら、作品をどう飾るかの方向性を確認。
 事前にある程度大きめの作品を画廊へ持っていってもらい、それを柳沢さんに額装して頂きました。小さなドローイングも70点以上あるので、個展の際には大きめの、ガラスなしの箱額に、何点かずつ入れレイアウトをしようという事になりました。
 その配置の相談の日を決め集合。撮影をお願いしている方にも来てもらいました。

 自分は描く

もっとみる
エッチングとドライポイントと歩行。

エッチングとドライポイントと歩行。

 銅版画の技法には、マスキングを施した銅の板を腐食液によって溶かし凹凸を間接的に作る、いわゆるエッチングと言われるものと、銅よりも硬い金属の針や刃などで直接凹凸を作るやり方があります。その中でもドライポイントという技法は原始的でありながらとても魅力的な線の表情を得られます。
 素材と素材の出会いが強調されて立ち上がるところはTree In Progress にはぴったりの技法だと思いました。

 

もっとみる