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龍のいた景色〜見沼〜

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私の育った見沼。何気なく散歩しながら眺めていた代用水と桜並木。そこは古くは東京湾と繋がり、人と自然との関わりが今に伝承される場所でした。語られる龍と人との伝説の、クライマックスは… もっと読む
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#今日やったこと

東西の小さな龍たち

東西の小さな龍たち

大きな作品を描いている途中で、それぞれ単体でも描いてみたくなり、並行して制作しました。こちらでは大作の方ではやらなかった多層で試みます。

 どちらも掌に収まるサイズ感。

 嵌め込んで完成。どちらも斜めから見ると、より浮遊感が楽しめます。水生の小動物が泳いでいるような雰囲気になりました。

追記)2点とも個人蔵になりました。

東西の龍の絵、続き

東西の龍の絵、続き

前回から更に掻き落としています。一度落とすと戻れませんが、怯まずにどんどん描きます。

掻き落としが終わると箔貼り。今回は色箔にします。

続く

東西の龍

東西の龍

 先に自然の形があり、それを龍に見立てるという制作で、細部は描きながら自然に出てくるものに任せて進んでみます。

 この作品は、以前から描きたいと思って温めていたので、一気に進んでいきます。

続く

龍神の絵/掻き落とし〜着彩〜箔貼り

龍神の絵/掻き落とし〜着彩〜箔貼り

 龍と門の絵。再度大きい作品を描きます。龍と門の関係を再考。

続く

どんな龍

どんな龍

 裏門と対になる3層の多層ガラス絵作品を描きます。
 開かずの門の、表はやはり、龍がいる。

 何度か龍を制作するうちに、それがどんな細部を持つのか、ということを自分なりにより突っ込んでいけるようになってきたように思います。
 制作では頭と手、両方が動き出します。
 自分なりの歩みが、見る人にとっての求めるものになるとは限りませんが、自分なりの龍を描くならそういう舵取りは必須です。
 そこを蔑ろに

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裏門に隠れて

裏門に隠れて

門の表からの絵を描いたので、内側、裏も描くことにしました。
 裏門は、また別の場所に繋がっているかもしれない。

 閂(かんぬき)は止めている木の棒。漢字がそのまんまですね。
 支えているのが閂鎹(かんぬきかすがい)、あるいはそのまま鎹(かすがい)。
 赤茶で錆びた鎹と、閂を補強?する為の金属が朽ちかけて緑青が出ている。裏側もいざ描いてみると十分味わい深いことに気付きます。

 早速掻き出し。その

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龍猫図

龍猫図

「龍猫図」
多層ガラス絵(3層)

 龍というお題から、自分にとって最も身近であまり詳しく知らなかった環境への掘り下げによって、少し変わった龍の作品になりました。この一点を作る間に考えたことなどからもう少し作りたいものが派生してきました。