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齋藤悠紀
2024年1月7日 23:22
現在開催中の個展会期中に、成人の日があります。地元の個展ということもあり、会場で18歳の自分を思い出していました。 私は中学生の頃に作家になることを決めていたので、その後も進路に迷うことは皆無で、作品制作を中心に高校生活をしていました。 進路相談や三者面談に関しては、「齋藤は別に何もしなくていいよな。俺より自分の進路に詳しいだろ?頑張れよ。」とだけ言って担任の先生は放置してくれました。お陰で
2024年1月6日 01:10
「僕は、君がこれまで通り伝統的な銅版画をやるべきだと思う。"多層ガラス絵"みたいな誰も見た事のないオリジナルな作品は、全く好きじゃないな。」 何年も前、私が多層ガラス絵を発表し始めたばかりの会場で、私に向けてそう仰る方がいました。 彼は、私に初めて出会った個展で、私の銅版画の大作を購入してくれた方で、巨匠の絵画や版画も沢山コレクションしている、大コレクターとのことでした。評価の定まっていな
2023年12月30日 01:15
鷺藪についてはこちらの記事に書きましたが、すっかり減ったとは言え、川沿いを散策すると今も鷺をしばしば見かけます。地図から引用した形と、昔の見沼、鷺の姿を重ねました。お問い合わせは福福堂まで。(伊勢丹浦和店は会期中のみ対応。)
2023年12月26日 13:31
国昌寺の開かずの門を描いた際、門の表と裏それぞれの表情に惹かれ、両方とも描きたくなり、二点連作にしました。今年の後半は、ほとんど見沼やその周辺を足や本、ガラス絵で散策していました。思えばそれ全体が、私の制作の日々でした。 国昌寺は、見沼代用水東縁にあります。それは日光御成道に接しています。その開かずの門の龍の彫刻は、日光東照宮の眠り猫や三猿で有名な左甚五郎作とのこと。これが歴史的事実かどうかは
2023年12月9日 22:46
見沼の東西を、一対の龍神に見立てた作品です。シャビーな雰囲気の黒い額に入れ、完成。本作は個人蔵となりました。ありがとうございます。
2023年12月23日 13:20
科戸(しなと)は、風の起こるところ。罪を吹き払う風。元を辿れば神道に登場する言葉ですが、画面下に描いた開かずの門は国昌寺のもの。 明治政府の神仏分離政策以前は、神と仏は当たり前のように混ざり合っていました(神仏習合)。例えば日本の七福神を代表する柔和な大黒天が、インドでは破壊の神だったのは有名な話です。 このように外から入ってきたものを、自らの内のものとどう折り合いをつけるかは、人間の常に変
2023年12月21日 22:59
時間や空間を超え、そこにあるもの。和磁石、道、見沼という環境。全体を俯瞰する形で双龍に見立てた作品です。京橋(大阪)GOROさんの、雰囲気のあるしっかりとした額。 この最奥層の和磁石の表現(別角度のクローズアップはこの記事に)は、今回の制作で初めての試み。見る人にハッとさせ、その記憶に存在感を強く残しながらも、同時に絵全体としては、あくまでも視覚的なシンプルさを失わないように出来ないか・・・
2023年12月19日 23:01
国昌寺の開かずの門の龍をテーマに描いた大きい作品です。開かずの門についてはこちら。龍の伝説に興味を持ち制作を始めたところ、見沼の人と龍との関係が紐解かれ、更に踏み込んで制作が展開しました。 お問い合わせは福福堂まで。(伊勢丹浦和店は会期中のみ対応。)
2023年12月19日 02:10
凝った木彫のあしらわれたフレームです。4層の多層ガラス絵で、しっかりとした厚みがあります。今回の個展でも大きめの作品。 先日、山形で行った滞在制作の際、逢魔時を自転車で漕ぎながら無性に描きたくなった作品。(その時の記事) 山の向こう側とこちら。往来と光の反射。 お問い合わせは福福堂まで。(伊勢丹浦和店は会期中のみ対応。)
2023年12月17日 23:38
渋めの黒とゴールドのフレームです。多層ガラス絵としてはやや大きめのサイズ。 出品作品は随時更新していきます。会期前のご予約も可。 本作は個人蔵になりました。ありがとうございます。
2023年12月17日 22:53
2024年の年始に、伊勢丹浦和店にて個展を開催します。 伊勢丹浦和の個展は、3年ぶり6回目です。同じ会場としては最多の個展回数。20代の後半、大学院を終え地元の伊勢丹浦和店で個展を開催するようになり、多くの方々に支えられ、自分なりに創意工夫を重ねながら制作発表を続けてくることが出来ました。 30歳の頃、この10年先、様々な人たちの目の前に作品を晒し続け、作家として社会に関わっていく中でこそ作