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齋藤悠紀
2023年12月23日 13:20
科戸(しなと)は、風の起こるところ。罪を吹き払う風。元を辿れば神道に登場する言葉ですが、画面下に描いた開かずの門は国昌寺のもの。 明治政府の神仏分離政策以前は、神と仏は当たり前のように混ざり合っていました(神仏習合)。例えば日本の七福神を代表する柔和な大黒天が、インドでは破壊の神だったのは有名な話です。 このように外から入ってきたものを、自らの内のものとどう折り合いをつけるかは、人間の常に変
2023年4月27日 22:39
「蛇の目の宴」多層ガラス絵(3層)画面サイズ:297×247mm ご自分で撮影された動画を送っていただきました。これは新しいモチーフに挑戦したもので、蛇とうさぎの組み合わせ。こういう自分だけでは描かなかったであろう組み合わせに挑戦する機会を頂けた事に感謝。
2023年2月15日 14:33
前回から描き続き。 下描きのまま写しているだけではなく、掻き出しながらより良いと感じる形に常にその絵の前で微調整。大きさや素材が変わると以前良いと思っていたものも微妙に変化していきます。脳みそ停止状態で絵を描いてしまうと、やはり勢いがなくなり、止まったような活力のない絵になります。本当にちょっとした細部が全体の印象を決めているように感じます。 先に掻き出した二層と重ね、雰囲気を確認。いい感
2023年2月12日 00:10
奥の二層がだいぶ進んだので、手前の層を掻き出していきます。 このままだとトーンが薄いので、一度描線をはっきりさせる為に煤を付けます。 ダイナミックにどんどん削り落とし。 絵の上方をあらかた削り落としました。 後から入れられないサインも、この段階で入れます。 続く。
2023年2月8日 23:33
前回の掻き出しから、ある程度描画が進んだところで、奥に嵌める予定の層の掻き落としをしてみる。 画像は、実際に完成した際に、最も奥になる層の裏側から絵を見ている状態。 御神体感が増してきました。 他の層との兼ね合いがあるから、少しでも不要だと感じるものはギリギリまでカットしないと絵がうるさくなってしまいそう。今回のような慣れないテーマでは、下絵を描いてからガラスに入ったのは正解だったようです
2023年2月6日 04:01
下絵の後、ガラスへ入る。 まずシンプルに蛇を描きました。ガラスの裏側から掻き落としてます。 続く。
2023年2月4日 22:29
ラフ画から、原寸大の下絵に拡大し、描き込む。手前の層に入る予定のうさぎ達の表情等も決めていく。 具体的なイメージが出揃ってきました。 エスキース(設計図)はこれで完成。多層ガラス絵に入ります。 続く
2023年2月3日 22:56
注文の制作は滅多にありませんが、ありがたいことに自作を気に入りコレクションしてくださった方からご連絡いただき、白蛇と盃をテーマに多層ガラス絵を描いて欲しいという注文を頂きました。 完全に個人専用の制作。普段描いていないテーマでもあったので、他の制作や発表の合間に準備します。たっぷり時間を頂き、ちょこちょこ進めます。 まずイメージ確認の為のラフ画を描きました。 普段自分だけの制作の場合、ほ