子供から学ぶ誠実さ

 どうも。何者でもないただの人SIROです。
子供って誠実なイメージがあまりない方がほとんどでしょうか。
私としては、大人以上に誠実だなと感じています。

大人は長い経験の末、他人の裏を読んだり空気を読んだり、見えないものを『読む』すべを身に付けて来ました。
しかしそれは、とてもとても不確かなものです。
『こういう場合、相手はきっとこう思っているに違いない。』
などと、めちゃくちゃ主観で決めつけていたりします。
そしてそれを押し付けたり。
『普通こうするでしょ?!あの人空気読めない!』
なんてイライラしがちな人は、いかに自分が主観でものを言っているかもう一度考えて見てほしい。
相手には相手の普通があるのだ。
考えがあるのだ。
それを無視して、相手の考えも聞かず、勝手にイライラするのだ。

一方、子供はどうだろうか?
一見自分の要求ばかりを言って身勝手なように見える。
しかしそれは、大人のように『読む』ことをしないからだ。
こどもはあくまで、自分に素直なだけなのだ。
嫌なものは『嫌だ!』と言い。
欲しい物は『欲しい!』と言う。
そこでイライラする大人は、勝手にその子の裏を読んでいるのだ。
『嫌だ』と言えば、めんどくさがってるだけだと決めつけ
『欲しい』と言えば、いますぐ買って欲しいと思っていると決めつける。
実際はどうだろう?

うちの娘はパパに歯磨きの仕上げをしてもらうを嫌がった。
大人はみな、ママがいいからなんだと考える。
でも、それは違った。
パパの手が電子タバコ臭いのが原因だった。
それからは手を洗うようになったし、今では禁煙しているので嫌がらずに歯磨きの仕上げができるようになった。

娘は、ガチャガチャを欲しい!やりたい!と言い出した。
大人は、また余計なものをと思うだろう。
トイ・ストーリーのエコバッグのガチャガチャだったのだが、自分のためではなく、まだ1歳にもならない弟にエコバッグをあげたかったのだ。
自分はサンリオのエコバッグを持っているから、いつか弟もエコバッグを欲しがるだろうと考えたのだ。

大人が勝手に裏を読み頭ごなしにしかっていたら気付けない真実だ。

相手の裏なんて全く読めてなんていないのだ。

娘を見ていると本当に誠実だなと思う。
今朝、私が朝食の用意をしている時お絵描きをしていた娘にこうお願いした。
『りぃ(弟)が散らかしたおもちゃ片付けお願いできないかな?
あなたが散らかしたわけではないし、あなたはお絵描きをしている途中だから、出来たらで構わないのだけれど、手伝ってもらえたらたすかります。
自分を優先にして考えて大丈夫ですよ。』

すると娘は
『もうすぐ書き終わるから、そしたらやるね!』
とにこにこ言った。
そして、パッと動き出したのだ。
弟のものを片付け、自分の物を片付けるのを忘れているのだが。
それでも、快く引き受けてくれたことに嬉しくなった。

これは、娘が誠実に、私の言葉を裏を読まずにそのまま受け取ってくれたから気持ちのよいやり取りになったのだと思う。

ひねくれた人ならどうだろう?
『これは要は、遊んでばっかいないでやれ。って思ってんだろ?なんで弟の分までやらされなきゃいけないだよ!』
と心で思いながら、イライラした顔と態度で片付け始めるところだろう。

これが、このイライラと態度を纏った姿が相手に不快感を与え喧嘩になったりするわけだ。

全ては思い込みである可能性が高いのにだ。

娘は
わからないことは『わからない!』と言うし
できないことは『できない!』言う。
でも、出来ることは『やる!』と言うし。
困っていたら『なにかできることない?』と聞いてくれる。
失敗したら『ここがいけなかった。ごめんなさい。』と反省する。
こういう、子供のまっすぐさが誠実さなんだと思う。

このまま育って欲しいと思い、気を付けていることがある。

私達大人が、誠実であること。

子供が何かしでかしたとき、頭ごなしに叱らないようにしています。
まずは相手の話をしっかり聞いて改善すべき点反省すべき点を伝えるのです。
ただ、伝えるのです。
怒鳴ったりはしません。
その子なりの何かわけがあったかもしれないから。
これをしているからか、娘は失敗を隠したり、ごまかしたりしません。
しっかりなぜそうなったかを説明をした上で『ごめんなさい!』と反省します。
その時必ず『誠実に嘘をつかないでお話してくれてありがとう。』と伝えます。
隠さなくていいのだと言うことを伝えるのです。
あなたは正しいプロセスを踏んでいることをつたえるのです。
子供が不誠実になっていくのは、大抵が、怒られるのが怖いから。

いつも行き着くところは同じ、子供がどんな大人になっていくかは大人次第なところが大きいと言うことをですね。

でわまた!

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