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自分にピッタリの健康法を見つけたい!

 風が無いなんて物語がはじまらない。風の吹かない物語なんて小川に波紋ひとつ生まれないじゃない。風の無い日は暇を退屈に拗らせちゃうでしょう。風の吹かない日なんて扇風機の前に呆然と立ち尽くす他にやり様がないじゃない。それくらい風は大切だーあ。皆さん。こんにちは。頭のねじ三本ほど外れてしまいました猫目です。風には不思議な力が宿っているように思います。皆さん風はお好きでしょうか?

 さて。本日も本編とまったく無関係の冒頭から始まりました恒例の『テーマを語る』シリーズ最後のテーマがやって参りました。題は『自分にピッタリな健康法を見つけたい』です。さっそく(ようやく)本題突入です。

 今回のテーマをご提供くださいました方は、十代の頃にアルバイト先にて出会ったお方です。今は機械技師として活躍されています。ときどきお会いしますが色んなことに理解のある方です。とても話しやすく、今でも猫目の大切な先輩です。

自分を知るところから

 健康法を見つけ出すのは簡単です。書店へ出向けば数多の書籍が「健康」への近道を教えてくれます。同時にインターネットにも非常に多くの健康法が綴られています。問題はそれらの健康法が自分に合っているかどうか

 ピッタリ当てはまっているかどうかです。

 万人に共通する健康法は確かに存在するでしょう。しかしその中から自分に最も適した健康法というのは必ずしも万人共通の健康法とは限りません。自分に合っていないのにする無理に続けようとから「もういいや」という諦めの気持ちになってしまうのでは無いでしょうか?そして途中で止めてしまう。

 自分に合った健康法を探る。そのためにまず「自分を知ること」から始めるのが適切だと考えます。自分を知ることは体力だけとは限りません。自分の性格も熟考したうえで自分を探します。そのためには周囲の意見も取り入れてみるのも良いです。自分で気が付いていなかった一面を家族・友人・恋人が教えてくれるかもしれません。

とりあえずの精神で挑む

 「俺は毎日必ず二時間歩く」なんて凄まじい目標を決めてしまうから途中で断念してしまうのです。一日2時間歩くことは確かに健康に良いことでしょう。しかし実際これを毎日続けるとなると体力的な問題だけでなく、時間の問題などさまざまな問題が浮上してきて、結果長続きしません

「絶対に○○をやり遂げる」という目標をもつことは良いことに違いありません。しかしそれが自分に合っていなかった時に目標を中断・断念してしまうと、人の気持ちはその時点で挫けてしまいがちです。そうなると「もういいや」「やっぱ俺には無理だったわ」と投げ出す結果になります

 自分に出来そうな目標を「とりあえずこれでやってみるか」との気楽な精神ではじめることが目標達成への第一歩だと思います。

お試し期間を設ける

 例えば、とりあえずの精神で毎日30分歩くことに決めたとします。しかしこれではかなり曖昧ですよね。精神(毎日歩くことへの意気込み)は確かに「とりあえず」の気持ちではじめた方がスタートが切りやすいです。しかし全て悉く「とりあえず」精神ではあまりに土台がゆるゆるです。

 そこで期間を設けてみます。期間を決める時に大切なことは「自分に出来そうな期間」の中での設定です。初期の目標は低めに設定した方が長い目でみた時に良い結果を得られます。小さな目標をいくつも達成していくことで自信がつきます。やる気に繋がります。

 たとえばウォーキングの期間を「3日」と決めてみます。とりあえず3日間は歩いてみる。とにかく自分の定めた期間内は続けてみるのです。万が一定めた期間に何らかの理由で駄目になってしまっても、自分を責めることはしません。それはあなたの意思が弱いのではなく、あなたの定めた目標が自分に合っていなかっただけの可能性が高いです。

 お試し期間の他にルールは決めません。

・ルート(歩く・走る道)をあらかじめ決める
・運動する時間(朝か夜かなど)を決めておく
・運動する時間(1時間は必ず等)を決めておく
・服装を決める

 などの決め事は一切しません。たった一つだけ。ただ期間だけを守ろうとすればそれでいいのです。お気楽に始めましょう。なぜなら運動というのは本来人間にとって楽しいことなのです。「ダイエットをしなくちゃいけないから」とか「健康を保たなくてはならない」とか、そういう押しつけの重たい気持ちで始めるのはオススメ出来ません

いざ、散歩へ!

 上記でも言いました通り、本来人間は運動を好む生物です。長い時間を椅子に座っていられるようには出来ていないのです。むしろ長時間座りっぱなしというのは身体にとってストレスとなってしまいます。

 そこで運動です。身体を動かすことは脳を活性化するだけでなく、血管を強くしたりと身体にとってプラスの働きをしてくれます。有名な哲学者やスティーブ・ジョブズは毎日欠かさず散歩をしていたと言われています。

 歩くことで思考はまとまります創造性も豊かになる。猫目も実際に散歩に出かけると思いがけない発想やわくわくする物語に出会ったりします。パソコン画面をじっと睨んでいても何も変わらない。そういう時こそ外を歩くべきなのです。当然そちらの方が効率も良いです。

 運動面だけを見るとジムも良いですよね。それでもはやり自然の力には勝てません。私たちは緑を見る(森林浴)ことで気持ちが明るくなります。それは何も意識しているからではありません。意識して「ああ~広葉樹を見たから気分がいいなあ」なんて暗示をかけなくとも、身体や脳そして心は無意識に綻んでいくのです。このことはあらゆる文献で証明されています。

 葉や土の香り。頬を撫でる風。小鳥の囀りに太陽の光などは、私たちの自律神経に刺激を与え、バランスを整えてくれます

 健康に近づくための第一歩は「運動」そして「散歩」をすることです。

食事について考える

 健康には運動が欠かせない。しかし運動の苦手な方も居ることでしょう。むしろ億劫だという方は少なくありません。そこで次は「日々の食事」について考えてみます。言うまでもなく私たちは生きている限り、身体に栄養を摂り入れ続ける必要があります。ですので何かを我慢するという方法よりも「何かをプラスする」という手段を用いた方が自然です。

 すこし前に一食(朝食などを一食抜く)抜きダイエットが流行っていました。そのあとに流行したのが置き換えダイエットなど。置き換えとは簡単に言うと、朝食をりんごなどの果物に変えたりして「置き換える」ことです。猫目はこの置き換えには賛成です。が、むやみやたらと食事を抜くことは健康面から考慮すると、やはり不健康です。無理をするのは身体によろしくない。

 かと言って好き放題に食べ放題してくださいね・・・と言いたいわけではありません。ただ一日3度の食事を考えること。それだけのことで大分健康に近づくと思うのです。

 まず栄養について最低限の知識をもつことです。まず三大栄養素から。

炭水化物(米・麦など)
脂質(油など)
たんぱく質(肉・魚・豆など)

 これくらいは誰しもご存じかと思います。ではビタミンはどうでしょう?

 身体に必要なビタミンは全部で13種類あります。並べてみます。
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン
・パンテトン酸
・ビタミンB6
・ビタミンB12
・葉酸
・ビオチン
・ビタミンC 
(ここまで水溶性)
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンK
(ここまで脂溶性)

 これらビタミンを全て覚える必要はありません。が、ビタミンが生命活動にとって必要な栄養素であることを認識することは重要です。しかも身体に必要不可欠でありながら体内で生産できないビタミンがほとんどです。そんな訳でこれらビタミンは体外(食事)から摂取せざるを得ないのです。

 たとえば「ビタミンC」は肌に透明感をもたせるだけでなく、身体の新陳代謝を高めてくれます。生活習慣病の予防にも繋がります。生活習慣には心臓病・がん・脳卒中が含まれます。さらに日焼けの予防にもなります。

 ビタミンCの多く含まれる食品には、赤ピーマンやアセロラやブロッコリーなどがあります。ブロッコリーには他にもビタミンEや葉酸、カリウム、クロム、食物繊維など多くの栄養素が含まれています。ビタミンEには体内の脂質の酸化を抑えてくれる働きがあります。

 脂質の酸化を防ぐということは、動脈硬化や血栓など、血液の固まるのを防いでくれます。他にも悪玉コレステロールを減少させてくれたり、歳を取ることにより発症しやすい病気の予防にも一役買っています。ビタミンEは別名『若返りのビタミン』と呼ばれているのです。

 このように食品にはさまざまな栄養素(ビタミン)が含まれているわけです。これらを関連づけて考えることで毎日の食事を意識するようになります。たったこれだけを知識として蓄えることで意識は変わっていきます。

 毎日の食事を意識するということは、一日平均3食の食事が変わるということです。年間にすると1095回もの食事が変わるということになります。

 食事に含まれる栄養成分を知ることにより、食事が楽しめる他、健康な身体へも近づくということです。以下の本はさくっと読めて気軽に読み返せるのでおすすめです。高校生の頃よりずっと重宝しております。

朝の光を浴びる

 健康を保つための方法「健康法」は習慣づけることが何より重要です。運動・食事の他にここでもう一つ。朝日のチカラです。朝日を浴びることで何が起こるか。それは体内時計のリセットです。朝日を浴びることで身体のリズムを整えます。また朝日を浴びることで幸せホルモンである「セロトニン」が活性化します。また、朝日を浴びるか否かで睡眠の質も変わってくると言われています。

敵はストレスにあり

 健康法の第一は「運動」第二に「食事」そして第三に「朝日を浴びる」をご提案いたしました。と、ここで健康に悪影響を及ぼすストレスについて少し触れていきたいと思います。

 昨今では身体に不調が見られると何かと「ストレスだね」と囁かれます。ストレスは間違いなく健康にとって敵です。そして厄介なことにストレスとは人によってその要因が異なります。

 感じ方が違う場合もあれば対象とする事柄も違ってきます。妊婦さんにとって(胎児にとって)妊娠中の喫煙は悪影響を及ぼすと言われていますが、最近では無理な禁煙によるストレスが重視されるようになってきました。それくらいストレスは身体にあらゆる不調をもたらします

 ストレスの原因がはっきりしている時はそれなりの対象法もあるでしょう。しかし原因が定かでないときは「不安」へと変わります。この不安が長く続くと心が不安定になり、免疫力が落ちたりと、身体に悪影響を与えることになってしまいます。そういったストレスは一人で対処しようとしないで、家族や友人または専門家などに相談するようにすることが賢明です。

 健康の敵はストレスにあり、です。ストレスを溜めないように工夫をすることも健康を保つために欠かせないことです。

あなたにピッタリの健康法

 自分にピッタリの健康法・・・それはいろいろなこと(運動・食事・生活習慣の改善)を組み合わせて自分オリジナルの健康法を見つけ出すしかありません。猫目は散歩が何より身体に良いと考えていますが、そこには向き不向きがあります。「散歩しなくては」という刷り込み意識でストレスを感じてしまえば元も子もありません。

 少々投げやりな結論となってしまいますが、あなたにピッタリ合う健康法はあなた自身にしか見出せないのです。

①自分を知り
②いろいろ試し
③それを習慣づける

 これら3ステップが自分に最適な健康法を見つけるのに重要ではないかと思います。


 さて本日をもちまして『テーマを語る』の10つのテーマを記事に語り終えました。貴重な議題をくださいました十名の皆様それから、noteその他の読者の皆様。今日までお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。すっごく楽しかった!

 これも全て皆さまのおかげです。何だか少し寂しい気持ちもします。とは言え『テーマを語る』の第二段も考えています。何といっても思考することはこの上ない楽しみですので。ひとまず8月末の小説公募賞へ向けて全力を尽くしていきます。皆さま。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

ルートヴィヒ・ベルネ(ドイツの作家・評論家)

『病気は千もあるが、健康は一つしかない』

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