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MOVらしいカルチャーづくり①:巨大アートで企業ミッションを描く

こんにちは。2024年4月にセゾン情報システムズから社名変更したセゾンテクノロジー。その社内カルチャー醸成の中心的な役割を果たすのが前回紹介した「MOV(読み方:モブ)」です。

そして、そのMOVの浸透活動、通称「MOV活」を今回からご紹介しようと思うのですが、MOV活はMOVのこだわりである「言葉はシンプルにわかりやすく、そこから先の解釈・実践には幅を持たせること」がたっぷり反映されたもの。そこで今回から、MOVを浸透させるバーチャルアンバサダーの「詩子(うたこ)さん」にも色々お話を聞きつつ一緒にご紹介をすることにしたいと思います。

第一弾として取り上げるMOV活は「MOVart(モブアート)」です。


始まりはアート

ー詩子さん、こんにちは。今回ご紹介する「MOVart」は、アート作品を通してMOVを浸透させる活動ですが、最初に制作されたアートは山下良平さんのウォールアートでしたよね。

カフェテリアの約10mx3mの壁に直接描かれたアート

詩子さん:そうです。今の私たちのMissionとOurValuesは2023年1月に新たに制定されたのですが、その象徴として最初に登場したのがこのアートです。いわば、MOV活はここから始まった、といえるものです。

ー壁に直接描かれているんですよね。迫力と勢いを感じます。これはMissionを表現したものですね。

詩子さん:
山下さんは「躍動」を一貫したテーマで制作をされているアーティストさんで、オリジナル作品に加えて箱根駅伝デザインビール缶や、NIKEiD、Tarzanの表紙などコラボレーションでも幅広くご活躍されています。このウォールアートはMissionの表現でもあるし、山下さんが社員とのアートワークショップや会話から感じた「会社が新しいステージへ変化する機運」のようなものも込められているんですよ。

ーそうでした。制作に入る前に社員が参加するアートワークショップをしましたね。

詩子さん:社員有志が参加して、アートカードを使って10年後の未来を考える、というものでしたね。興味深かったのは、通常の業務は「理論づけ」からスタートして「積み上げ型」で進めることが多いけれど、アートワークショップは、まず「直感」でカードを選び、その後に「言語化/理論づけ」するというひらめき型で進めるものだったことです。「直感⇒言語化」が面白いなと。

アートワークショップでは机上に美術館が表現されました

ーそういえばワークショップ後に山下さんから、きちんと言語化できる真面目な社員さんが多いことが印象的だった、という感想をいただきましたね。

詩子さん:はい。山下さんはこのワークショップや私たちとの会話を通じて「日本発のサービスをどんどんグローバルに展開していくスピード感」「違う部署同士も連携し、違うカラーが繋がり新たな価値を社会へ生み出していくという強い意志やパッション」「カラフルなストロークが結集し、1本の力強い流れになる」、そういったイメージが広がったそうです。

なぜアートなのか

ーなぜアートなの?ってよく聞かれますよね。

詩子さん:アートでMOVを表現しようと考えたのは、堅苦しい形式ではなく、自由な発想で、自分なりの解釈でMissionを考えて欲しいということが原点にあります。言語ありき、ではなく、感覚ありき。でも感覚だけで終わるのではなく、それを自分なりの言葉で伝える力を持つことで、第三者と共有する。アートをみて、会社の掲げるミッションについての会話など、コミュニケーションが生まれるようなものを目指したかったんですよね。

ー確かに、オフィスでアートをみるとつい立ち止まって思いを巡らせてしまいますね。でも、自分なりに考える、って、実は大変なことかも。人から言われるままの方が簡単だったりして。

詩子さん:そうですね。でも自分で考えた方が納得できると思うんです。解像度もあがるし。あと、アートで表現されることで、色々な解釈があってもそれで良いんだよ、間違いはないんだよ、ということを暗に示されているような気がします。

ー〇か×かの正誤の選択ではなく、△も◇も☆もあって、そういった違いを吸収してどんどん楽しもう、という感じですね。

詩子さん:そんな感じです(笑)広がって膨らんでいくイメージですね。


具体例を順次公開!

今回は、MOV活の始まりだった「MOVart」をご紹介しました。今後も、私たちのMOV浸透活動、通称MOV活について、企業カルチャーの醸成や変革に取り組む皆さま向けに、ひとつずつなるべく具体的に紹介していきます!

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