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「学ぶに暇あらずと言う者は、暇ありと雖もまた学ぶ能わず」

心に響く、私も新人教育の際に教えていた言葉の一つです。

「学ぶに暇あらずと謂う者は云々」の出典と意味

謂学不暇者
雖暇亦不能学矣

学ぶに暇(いとま)あらずと謂(い)う者(もの)は
暇(いとま)ありと雖(いえど)も学ぶ能(あた)わず

歴史と発音

出典は「淮南子」。紀元前の前漢、武帝の頃の劉安が学者を集めて編纂させた思想書です。

日本へはかなり古い時代から入ってたようで、漢音「わいなんし」ではなく、呉音の「えなんじ」と読むのが一般的(Wikipedia)。日本語教育能力でおなじみの「漢音」と「呉音」ですね。

意味

忙しくて勉強する暇がないという人は
暇ができても勉強しないものである

読んで字のごとく、時間ができたら勉強しよう、準備しようという人は、実際時間ができても勉強などしない人である、という意味。

暇=時間・機会と解釈もできます。

「あとで」や「先送り」が好きな日本文化。

時間ができたらやる、その時になったらやる、と言いつつ、その時が何時かわからない。そのため、時として体や命を削ってまで、締め切り間近の作業を進めなければならない。

現代社会に置き換える

個人レベルでも企業社会レベルでも、また国レベルでも、この言葉にドキッとする人は多いのではないでしょうか?

学ぶ姿勢

少し前までは「学ぶ」というと、学校か本屋さんで参考書や関連書籍を購入し、学ぶのが一般的でした。

しかし、最近は移動中でもネットが発達し、様々な形で学ぶ機会が増えています。

文庫サイズの本でも一冊700円程度。最低賃金の手取りとほぼ同額です。そのため、図書館やKindle 読み放題等、本を読み、役に立たないと思ったら次の本。多読で様々な意見に触れるのが良いでしょう。

学ぶ方法も多様化しています。

SNSも学ぶ手段の一つ。様々な人が活躍・説明しているYoutubeやTED。そしてnoteやStandFM等も役に立ちます。

時間をかける事も同様

高校生、大学生も「留学行きたいな」や、社会人になって「旅行・旅したい」と思っても、中々出られるものではありません。

とはいえ、後で行けたら行こう、といううちに、時間はなくなっていきます。

留学や旅は「行ける時に行く」というのも大きな投資にもなります。

行ける時に行くというのが、オジサン世代からのオススメする言葉です。

組織では、余裕のあるうちからしっかり対応しておく

自分を鍛えるのと同じように、組織もしっかりと問題に向き合っていかなければなりません。

普段から一対一で職場で話せる時間があればいいのですが、中々話ができないと、突然「辞めます」と言われることも。また、陰口だけが聞こえるようにもなります。

人事の問題が多くを占める会社運営なのに、向き合う時間を作るのが下手な企業さんが多く見受けられます。

一人一人を大切に、丁寧に接してこそ、企業運営。

防災・防疫・式典ほとんどが行き当たりばったりの運営

前例がない世界規模の感染症。とはいえ、時間が経つにつれ、原因ウイルス、感染経路が分かってきました。

人の動きを制限せず、マスク着用をあおり、ワクチン。かなり後手後手。人の動きを制限しなければならない時、ビジネスを優先させ長引いています。

給付金詐欺も、あえて詐欺される様な制度なのか?と言いたくなるような制度で、一般人には使いにくい。

この度の国葬の是非も、平時から国葬の定義を決めておけばその枠に当てはめられたはず。無理やり「理屈じゃねぇんだよ」で通されたから、反対派も多いかと思います。

Noteの読者皆様へ

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男子会わずして3日なれば、刮目して相対すべし

おなじみ三国志。呉の国の武将呂蒙の言葉です。

呉の王、孫権が「腕は良いのだ、更に様々勉強したらどうだ?」と言ったところ、呂蒙は「仕事が忙しく、勉強は苦手で」と返事。

そこで王の孫権「忙しいと言っても私ほど忙しくないだろう。兵法書くらいは読んで仕事に邁進せよ」と。この言葉に呂蒙は奮起。

しばらくして、いつも呂蒙を「腕っぷしのみ」と認識していた魯粛が彼にあった所、見識が広がっているのに驚き。

その時にこの呂蒙が言った言葉が「会わずして三日なれば」の言葉。

三日でもその人に会わない時間があれば、別人として目を見開いて対応すべき。

その後、この呂蒙。作戦遂行能力を発揮。呉の国の重鎮となります。

SNSのnoteも似た所があり、様々楽しみながら努力されている方、学んでいる方、教えている方が多いです。

noteを活用し、学びを広げていきましょう

まとめ

学ぶに暇あらずと謂う者は…について書かせていただきました。

学ぶ時間がない、と言っている人は、時間があっても学ばない。という意味。やる気次第。

現に寸暇を惜しんで楽しんで勉強した人はいつの間にか幅広い知識や見識を持っています。
後でやる、時間ができたら、と言っている内に時間はどんどん無くなっていきます。
時と機会を大切にしましょう。様々な形で学ぶことができます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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