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黒を白く塗りつぶす

あぁ、生きづらい世界で
息が詰まるほどに、また
浴びせられる言葉たちが

あぁ、世知辛い世の中で
目を背けたくなるほどの
現実に明を閉じ聡を塞ぐ

飲み込めない精神的苦痛は
喉に溜まって溜まって溜まって
汚い言葉で吐き出してしまう

私はこれでスッキリしたのか
これが正解だったのか
やがて訪れる朝を待つ

しばらくたてばまた精神的苦痛は
私の息の根を止めにやってきて
確実に普通が普通じゃなくなっていく

あぁ、煩わしい自分勝手な世の中で
らしくない人たちの集まりに
黒を白く塗りつぶす

あとがき
生きることに辛さを感じ、浴びる言葉は喉に溜まり
その反動で悪い言葉を吐いてしまう
でもそんなことでスッキリするはずもないけれど
結局またストレスが溜まる。
普通が解らなくなって、自分を持たない人たちを・・・

詩の最後、黒を白く塗りつぶすとは?
・偽りの表面→暗い現実を見かけだけの明るさに偽装しているだけかもしれない。
・無理やりな楽観主義→困難を直視せず、強引にポジティブだと取り繕っているかもしれない。
・希望と絶望の対比→絶望的な状況を覆い隠し、希望の光を見せようとしているが、その本質を隠しているかもしれない。

他にはどのように感じられるでしょうか。

私たちの人生には、時に暗い影を落とす出来事や感情があります。しかし、そんな暗闇を乗り越え、新しい光を見つける希望の物語をこの詩で表現しています。黒い部分は、私たちが直面する困難や挑戦、白い部分は、清らかさや新しい始まりを意味しています。

「黒から白へ塗りつぶす」という行為は、私たちが自分自身を再定義し、より明るい未来へと歩みを進める過程を表しています。
私たちがどのようにして暗い現実を乗り越え、希望の光を見出すか。それは、単なる色の変化ではなく、私たちの内面的な変化と成長の物語なのです。


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